153Q ページ14
Aside
「あれ、火神君じゃん。火神君も屋上行くの?」
「長崎、か。ああ。」
月曜日の朝、屋上に行く廊下で彼と偶然会った。
いやぁ、がっしりしているな体。俺の体生まれつきなのかわかんないけど、いくら鍛えても見た目がっしりはしないんだよ。
そこは蘭と同じだけど。
…そういえば蘭、新しいマネージャーが超かわいいとかめっちゃ興奮気味に言ってたっけ。そ
れさっちゃんのことなんだろうなぁきっと…、青峰と高校同じだっけ、幼馴染みだし。
心配だな。
「お前、バスケ普通に強いじゃねぇか。なんでこんなところ来たんだよ。」
「こんなところってねぇ…。別に、俺バスケやめる気でここきたからさ。家から近いしいいかなって。」
「は?お前バスケやめようとしてたのかよ、なんで」
「長崎君、火神君おはようございます。」
「うおっ!?」
火神君の言葉に覆いかぶさるように黒子がいきなり現れて挨拶する。
俺はその挨拶を笑って返し、早く屋上行こう?と彼らを急かした。
その間に何人かの部員も合流したんだけど…。
「フッフッフ待っていたぞ!」
「…アホなのか?」
待っていたのは仁王立ちして決め顔を決めている相田監督ただ一人。
なんというか、決闘みたいな雰囲気。
そして火神君は今日朝礼の日だと今更気づいて、びっくりしていた。
なんでも普通に本入部届けを受け取ってはくれないらしい。
学年とクラス、名前、今年の目標をここから叫べと。もし今年の目標が達成できなかったら全裸でここから好きな子に告白だって。
うーん…正直なところ、嫌だ。目立つし、絶対笑われるし。
ふぅっと俺が息を吐くと同時に、火神君が前に出た。
そしてフェンスにトンっと軽く登り、叫ぶ。
「1−B、五番!火神大我!!『キセキの世代』を倒して日本一になる!」
迷いのないその叫びに、俺はなんだか背中を押されたようで。
ここで、覚悟を示さずに、俺は彼らを倒せるというのか?
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京香 - 面白いです (3月15日 18時) (レス) @page3 id: 5d3db323b9 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - 沙也加さん» た、確かに!?長崎君の顔の広さを表現したすぎてうっかりしてました…ありがとうございます!!これは気になる!!お恥ずかしい! (2021年12月27日 0時) (レス) id: 3277e9d770 (このIDを非表示/違反報告)
沙也加(プロフ) - 169Qで「仲の良いラグビー部の二つ上の先輩を見つけた」という言葉なのですが、誠凛高校は、創立2年なので、2年生までしかいません。細かくてすみません。気になってしまって(^_^;) (2021年12月26日 22時) (レス) @page30 id: 20667333f4 (このIDを非表示/違反報告)
アオ - 141話の「心臓が死にそう」は「心臓が止まりそう」では? (2019年2月15日 10時) (レス) id: 9dc9d79e7e (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - はなにゃーさん» え、そんなこと言われたら嬉しすぎますよっ!?ありがとうございます、これからも頑張らせていただきます!! (2018年10月28日 20時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こたきんぐ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kotakinnhu/
作成日時:2018年8月3日 13時