148Q ページ9
Aside
「当たり前よぉ!『キセキのつなぎ目』の長崎A君がまさかこんなところに来ると思わなくってビックリ!さあさあ脱いで!」
あまりキセキのつなぎ目なんて言われたくないのだけれど…。ダサいし。
俺は制服だったので、チャックを下ろし、上半身の服を脱ぐ。
なんだか恥ずかしかったけれど、マネージャーさんは真剣な表情だったので、まあ我慢。
「…流石ね…。見た目はほっそりしているけれど、鍛えられているわ…。バランスも取れてて…。」
ブツブツと何か唱える彼女を少し引き気味で見てしまうが、そんな俺に気付いた先輩が補足を入れた。
「こいつは相田リコ。ここの監督で、体格を一目見れば身体能力が全て数値で見えるんだ。あ、俺日向順平なここの主将。」
「カントク…、そうなんですか。よろしくお願いします、俺は長崎Aです。」
彼女に見られながら笑顔で挨拶をすます。
彼女は俺のを見終わったのか、もう服着ていいわよと俺は承諾を得た。
「…うん。それにしても何で朝すぐに出してくれなかったの!」
「ちょっと、いろいろありまして。」
はは、と笑いを零す俺に皆不思議な表情を向ける。
俺も今、ここにいることが不思議なんだ。
やめる、なんて思っていたくせに。
こんなにもあっさりと考えが変わっちゃった。
その後俺は練習着も何も持ってきていなかったので帰った。
そもそも部活自体がそんななくて、皆も帰っていたんだけど。
「長崎君。」
「黒子。」
帰る際に、やはり黒子に話しかけられた。
心なしか黒子の声は嬉しそうで。
「ありがとう、ございます。」
「…こっちこそ、ありがとう。
…間違えても、ココでの『光』を俺にしちゃだめだよ。…あのすっごい体して個性的な眉毛をした彼を光にした方が適切だと思う。」
「…そうですか。」
俺が光なんて弱すぎるから。
そう付け足し俺は家に帰る。
…バスケ、久々にやるな。大丈夫かな。
.
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京香 - 面白いです (3月15日 18時) (レス) @page3 id: 5d3db323b9 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - 沙也加さん» た、確かに!?長崎君の顔の広さを表現したすぎてうっかりしてました…ありがとうございます!!これは気になる!!お恥ずかしい! (2021年12月27日 0時) (レス) id: 3277e9d770 (このIDを非表示/違反報告)
沙也加(プロフ) - 169Qで「仲の良いラグビー部の二つ上の先輩を見つけた」という言葉なのですが、誠凛高校は、創立2年なので、2年生までしかいません。細かくてすみません。気になってしまって(^_^;) (2021年12月26日 22時) (レス) @page30 id: 20667333f4 (このIDを非表示/違反報告)
アオ - 141話の「心臓が死にそう」は「心臓が止まりそう」では? (2019年2月15日 10時) (レス) id: 9dc9d79e7e (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - はなにゃーさん» え、そんなこと言われたら嬉しすぎますよっ!?ありがとうございます、これからも頑張らせていただきます!! (2018年10月28日 20時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こたきんぐ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kotakinnhu/
作成日時:2018年8月3日 13時