８億当たったんで、仕事休みます。【名探偵コナン】

４８億 ページ50

Aside


「でもね、通報はできなくても…やろうとしたらキッドは捕まえられるのよ？」

「…え」




そういって私はそっとキッドの手をつかんだ。
相手は気を緩めていたため、すんなりとつかんでしまい、逆に私が驚く。

油断しすぎ、貴方一応凄い怪盗で今終われている身でしょ？





「…さて、紳士と謳われている貴方に女性の手を振りほどくことができる？」

「うーん…。振りほどくことはできませんが…」





すぽん、と私がつかんだキッドの手が抜けた。
…わあ凄い、トリックだ。

リアルだなぁこの手。





「すっげ、さっすがー。ねぇこれ記念にもらってい？」

「…っはは！変わった人だ。あの小さな探偵とまた違った面白さがある」

「…小さな探偵って…」





コナン君の事だろうか。やだコナン君ってば、怪盗キッドとも顔見知り？
恐ろしい、恐ろしいよコナン君。





「今日もその小さな探偵に会って、一苦労しましたよ。しかし、ここに降りてよかった。
…実際一度降りようとしたところは、警察がいるし…。きっとあの探偵が告げ口したんでしょうね」

「おっと、私警察の邪魔しちゃった。貸し一つね、怪盗さん」

「そりゃあないですよ」





あはは、と談笑している私達だが、普通に考えるとおかしなものだ。


その後キッドは私の手の甲にキスを落とし、上空へ飛んでいった。
きざな奴だ、まだ若いくせに。



私はキッドに返された宝石を、警察に渡したのはいいんだが、私がキッドなんじゃないかと疑われほっぺをめちゃくちゃ引っ張られたことについてはマジで警察許さない。










私が公安に戻るまで、後、二週間。



＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

続編に行きます！！

なんかいろいろ言いたいことありますがとりあえず行きます！！


最後に評価していってくれると嬉しいですねぇ！


それでは続編で会いましょう。


.

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