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Aside
「Aさん昨日ぶりだね！何か買いに来たの？」
「うん、アイス買いにねー。…そちらの男性はコナン君のお知り合い？」
「あ、うん！この人刑事さんなんだよ！」
え、と思わず声が漏れる。
その人はどうもどうもー、ととても優しそうで…こうちょっと頼りないが大丈夫なのだろうか。
これはプライベートだからホワホワしてるの？それとも何か事件があってもこんな感じ？
「えーっと、栃木Aです。コナン君のお友達やらせてもらってます」
「あ、僕は高木渉です。…栃木さん、…あれ？どこかで会ったことあります？」
「？さあ、どこかで会いましたかね」
なんてとぼけてみるが、実はちょっと心当たりがあったりする。
彼、昔伊達の相方じゃなかったっけ。
だからずっと前に伊達と飲みに行った時、目が合った気がする、彼と。
そんな昔の事覚えてるの！？
「いやー、んー…ちょっと待ってください思い出すんで！」
「…Aさんは本当に見覚えないの？」
「残念ながらないなぁ…。とりあえずアイス選んできていいかな？」
と、私がアイスが入っているクーラーボックスに立ち寄った時、大きく張り上げ焦ったような男の人の声が聞こえた。
「う、う動くなぁあ！！コイツがどうなってもいいのかぁ！！」
レジの方に顔を向けると、そこにはとても追い詰められた顔をしている男性が、ヒイッと声を上げる女の人にナイフを突き立てていた。
コンビニ強盗…？嘘だろ、だって店員さんだけじゃなくて私達三人お客さんいるのに？
いやいてもいなくてもしちゃいけないけど。
「お、いそこの女！レジの金をレジ袋に入れろっ！！ほら早く！！」
「…女って私か」
「他に誰がいる！！」
地味に鋭いナイフをぶんぶん振って、何だか下手に刺激しちゃいけないと脳が判断する。
ここに刑事さんがいるけど、頼りないし…。
でも下手に動いたら人質の彼女が危ない。
私は冷静にレジに歩み寄り、レジ袋にあるだけのお札を入れた。
「入れましたよ。…さ、女性を解放しましょうよ」
「ま、まままだ金を受け取ってない！！！それを受け取ってからだ！！」
私は、ふうっと息を吐いて下に視線を移す。
コナン君はそっとしゃがみ、自分の靴をいじっていた。
高木刑事はグッと歯を食いしばっていつ反撃しようかと見極めている。
…判断が、遅い。
.
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- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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ムニエル(プロフ) - ナイフ向けられて蹴った場合には正当防衛に当たりませんよ笑笑 (2021年12月23日 20時) (
レス) @page11 id: fc3a6cbfb7 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - 明里香さん» 直しておきますね！ありがとうございます！ (2019年11月2日 21時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 13話、「店長」とありましたが、ポアロでは「マスター」だと思います。 (2019年11月1日 9時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - かとりさん» これは私が完全に入力し忘れですねっ！！！やばいごめんなさい地理の知識無さすぎて泣きそう！！行きました！いろいろありがとうございます！！ (2019年6月28日 22時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
かとり(プロフ) - 主人公さん、日本一周で東北だけ行かなかったのでしょうか…？読み始めたばかりですが、既に面白く、どんどん読み進めさせていただきますね！ (2019年6月28日 1時) (レス) id: 2c38dfc0c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こたきんぐ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kotakinnhu/
作成日時：2018年6月23日 20時
