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Aside
今週の日曜日なんて、あっという間に来た。
私は今待ち合わせ場所になっている米花駅に来ている。
十五分前に着いたところ、誰一人きていない。
少し早く着きすぎたかな?と私は手元にあるスマホをいじり時間を潰す。
五分くらい経った時、Aさんだ!という元気な子供達の声が聞こえてきた。
顔を上げるとそこには少年探偵団の皆と、阿笠博士がいた。
「早いね!いつ着いたの?」
「今さっきだよ。あ、ほら、安室さんも来たね」
キラキラとしたオーラを纏いながら、降谷は手を振りつつこちらへ近づいてきた。
周りにいる人たちが降谷を見ているのがわかる。
降谷はほんと人の目を奪うのが得意だ。
「…なんだか、今日のAさん雰囲気が違いますね」
「そうですか?…いつも仕事服だからだと思いますけど」
ひらりとスカートの端を揺らし、似合いますか?と悪ふざけ半分で聞けば、よく似合ってますとお世辞が返ってきた。
いつも仕事の時は動きやすいズボンばかり履いてるから、スカートを履いている私が物珍しがったのだろうか。
世辞を述べる降谷に続き、少年探偵団の子たちも流れで似合ってます!可愛い!と言ってくれる。
ありがとう君たちが可愛い。
髪型はいつもと同じ高めのポニーテールに前髪を左に流し、それを軽くあの人からもらったピンで止めている。
へへへ、と子供たちに褒められだらしない顔をしていると、時間ぴったしに毛利さん家族と園子ちゃんがやってきた。
毛利さんが財布無くしたとかそういう理由で少し遅れそうになったんだって。
「お待たせみんな〜!」
「おっ、Aさんお久しぶりです!相変わらずお綺麗ですね〜!」
「はは、ありがとうございます毛利さん」
「お父さん!」
毛利さんにまで褒められてちょっと照れる。お世辞でも嬉しい。
合計十一人。皆揃ったのでぞろぞろと駅の中へ入っていく。
今から行く鈴木家経営の博物館は、最寄りの米花駅から東都線で三つ目の駅の東沢駅を降りて五分くらい歩いたところにあるらしい。
なんでもその博物館には新しく恐竜の骨が展示されるようになったんだって。なんだかとても難しい名前の恐竜の名前で覚えてないらしいけど、園子ちゃんが言うには初めて見つかった種類の恐竜だと。
その恐竜の骨はまだ一般公開していないらしいが、私達を特別に招待してくれたことによって一足先に見えるということだ。
もともと歴史物などが好きな私は、特別感も相まって凄く楽しみで電車の中から上機嫌だった。
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ムニエル(プロフ) - ナイフ向けられて蹴った場合には正当防衛に当たりませんよ笑笑 (2021年12月23日 20時) (レス) @page11 id: fc3a6cbfb7 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - 明里香さん» 直しておきますね!ありがとうございます! (2019年11月2日 21時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 13話、「店長」とありましたが、ポアロでは「マスター」だと思います。 (2019年11月1日 9時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - かとりさん» これは私が完全に入力し忘れですねっ!!!やばいごめんなさい地理の知識無さすぎて泣きそう!!行きました!いろいろありがとうございます!! (2019年6月28日 22時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
かとり(プロフ) - 主人公さん、日本一周で東北だけ行かなかったのでしょうか…?読み始めたばかりですが、既に面白く、どんどん読み進めさせていただきますね! (2019年6月28日 1時) (レス) id: 2c38dfc0c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こたきんぐ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kotakinnhu/
作成日時:2018年6月23日 20時