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6Q ページ8

Aside


入学式の夜。俺は夜ご飯が終わり、自室にこもって音楽を聴こうとしていた時。

部屋のベランダからガラスの揺れる音が聞こえた。


いつものやつか、と思いながらカーテンを置けると涼太がまた何かを投げようとしていた。
そして俺の家のベランダには涼太の靴下がある。

俺はため息を吐きながらベランダのドアを開けて、外に出た。




「なに。」

「いやAに渡したいものがあってっスね!」

「てか何投げようとしてた。」

「履いてたスリッパっス!」

「ガラス割れるわ。」





すでに投げられていた靴下を投げ返して、話を聞く体制になる。





「でなに。その渡したいものって。」

「あのね、俺前ピアス貰ったんスよ仕事で。銀と黒一個ずつなんスけどシンプルでかっこよくって!どうっすか?A一個ピアスあけない?」

「えー、ピアスとか不良っぽい。無理。」

「いいじゃないっスか!帝光中はピアスオーケーだし、ね!」

「ほんと帝光校則ゆるいな…。」





結構しっかりしてるはずなのに校則はゆるい。不思議な学校だ。





「まあまあ。とりあえずあげるからつけるかつけないかは自分で決めて!ね!」





ポイっとピアスを投げられて、思わずキャッチしてしまい、涼太をあきれ顔で見ると涼太はニコニコ笑ってた。





「…はあ。なんで男とピアスおソロにしなきゃいけないの…。」

「幼馴染だしいいじゃないっスか!それにAちょっと髪長いから耳隠れてたまにしか見えないっスよ!ちょっとしたオシャレしてるって思えばいいじゃん!」

「んー。まあまた考えとく。じゃ、戻るわ。」

「わかったス!あ、明日も一緒に学校行こうね!」

「わかった。」





ひらりと手を振って、自室に戻る。そしてさっきもらったピアスをまじまじと見つめた。



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小動物もふり隊 - 凄く良いお母さん (2020年5月26日 11時) (レス) id: 7205007716 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - アオさん» そうですありがとうございます! (2019年2月14日 19時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - ルイナさん» 遅くなりましたが(もう見てるかわからないけど)ありがとうございます!頑張ります! (2019年2月14日 19時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
アオ - あの、43話の「目配らせ」は「目配せ」では? (2019年2月14日 12時) (レス) id: 9dc9d79e7e (このIDを非表示/違反報告)
ルイナ(プロフ) - 面白いです続きもとても楽しみにしています!頑張ってください! (2018年6月30日 12時) (レス) id: 29bcf3ece3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こたきんぐ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kotakinnhu/  
作成日時:2018年4月3日 13時

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