４５Ｑ ページ47
Aside
それから少し喋っていたが、それぞれ先輩に呼ばれ、解散することに。
昇格テストは部活の一番最後に行われたので、後は終わりのミーティングだけ。
俺は一軍ではないので、二軍のミーティングに出た。
そしてミーティングが終わり、今日は居残り練習はやめておいて、家に帰ることにした。
当然家に帰るためには正門を通らなければ帰れない。
しかしその正門には、カラフルな人達がいた。
「あれ？誰か待ってるの？」
そう俺が聞くと、全員一瞬ポカーンと口を開けていたが、すぐにクスリと笑った。
「君を待ってたんだよ、長崎。」
「え…？俺？なんで？」
「あのね！もうすぐ期末テストでしょ？…ちょっとノート見せてほしいなぁって。
今何のノート持ってる？」
「理科と社会と数学は持って帰ってきてるけど…赤司の方が頭いいけどいいの？」
「赤司はノートを持って帰ってきてないのだよ。そして今回は俺が勝つ。」
緑間君はカチャリとメガネをかけなおして、何故かドヤ顔をかましてくる。
ノート見せるくらいならいいけど。
「あはは、俺も頑張らなきゃね。誰に見せればいいのかな、さっちゃんだけ？」
「えーっと、私と青峰君かな。」
「ついでに俺にも見せてほしい。」
「…んー、じゃあコピーして渡した方がいい、よね？」
お菓子を頬張っている紫原君と赤司以外にノートを見せるなら、コピーしてそれを渡した方が効率がいい。
ということで俺達はコピー機があるコンビニによることにした。
そして赤司は、今日は用事があると言って先に帰ってしまった。
少し、気まずいかもしれない。
赤司とは教室でいつも一緒だが、他の人は最近仲良くなったばかり。
たまにあるじゃん、ある仲いい人が一人いたらそのグループで話せれるけど、その人がいなくなったら気まずくなって会話がなくなるっていうやつ。
けど俺はその気まずさを感じられないように、皆に笑いかけて、コンビニに行こうと提案した。
「あ〜そういえば、今日まいう棒の新味発売日じゃん。買わなきゃ。」
「むっくんはほんとお菓子好きだね…。」
「食べ過ぎるな、紫原。」
「むっくん…。」
「あだ名だよ、あだ名―。なっちゃんやむっくんの他にもつけてるんだぁ。みどりんとか、ね！」
「え、赤司は？」
「あ、赤司君は赤司君だよ！！」
少しきょどって答えるさっちゃんをみて、思わず笑う。
心配はいらなかったようだ。
彼らと喋るのは、楽しい。
．
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- 恋愛運: ★★★☆☆
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小動物もふり隊 - 凄く良いお母さん (2020年5月26日 11時) (
レス) id: 7205007716 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - アオさん» そうですありがとうございます！ (2019年2月14日 19時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - ルイナさん» 遅くなりましたが(もう見てるかわからないけど)ありがとうございます！頑張ります！ (2019年2月14日 19時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
アオ - あの、43話の「目配らせ」は「目配せ」では？ (2019年2月14日 12時) (レス) id: 9dc9d79e7e (このIDを非表示/違反報告)
ルイナ(プロフ) - 面白いです続きもとても楽しみにしています！頑張ってください！ (2018年6月30日 12時) (レス) id: 29bcf3ece3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こたきんぐ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kotakinnhu/
作成日時：2018年4月3日 13時
