32Q ページ34
Aside
俺達が入学して、初めてのテストが始まった。
中間テストは二日間あって、一日目は三教科、二日目は二教科といったような感じだ。
その日までの三日間は全部活活動休止。
テスト勉強に励めということで、俺もちゃんと勉強して今日に挑んだ。
まあこうしてちゃんと万全にテスト勉強をして、二日間は乗り切って、一息ついた。
「やあ長崎、どうだい自信は。」
「赤司…。うーん…ケアレスミスがないかが心配だな。赤司は完璧でしょ?」
「はは、俺もミスがないか心配さ。…部活は明日からだったよな?」
「うん、そうだよ。今日はゆっくり休もう。」
「あぁ、それじゃあな、長崎。」
「バイバイ、赤司。」
二人にこやかに手を振って別れる。
皆慣れてきたのか、俺達が喋っていても気になっている様子はない。
それどころかまあ、友達は増えた。
「A―!!!」
ドンっと後ろから強い衝撃。この聞きなれたバカ犬の声。
「…涼太、痛いんだけど、重いんだけど。」
「テストってどうやったら滅ぶんスかねぇ…どうやったらこの世からなくなるんスかねぇ…。」
「ねぇいつまで俺の背中にもたれかかってくんの?ここまだ学校だし、ていうかどこでも一緒だけど、重い、歩けん、どけ。」
ペイっと人前だが、涼太を捨てる。
涼太はおっと、と言ってバランスを崩すがまあこけなかった。
そんな光景を周りの人が見ているわけで、とりあえず注目を浴びている。
当たり前なんだけどね、涼太といるんだから。
「…帰るか。」
「A!今日は帰れるんスねー!」
「帰れるから、ほら、吠えるな。」
「吠えるなってなんスか!俺犬じゃない!」
俺は定番の、はいはい、という言葉で涼太の言葉を交わす。
…なんだか久しぶりに涼太に会った気がするな。
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小動物もふり隊 - 凄く良いお母さん (2020年5月26日 11時) (レス) id: 7205007716 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - アオさん» そうですありがとうございます! (2019年2月14日 19時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - ルイナさん» 遅くなりましたが(もう見てるかわからないけど)ありがとうございます!頑張ります! (2019年2月14日 19時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
アオ - あの、43話の「目配らせ」は「目配せ」では? (2019年2月14日 12時) (レス) id: 9dc9d79e7e (このIDを非表示/違反報告)
ルイナ(プロフ) - 面白いです続きもとても楽しみにしています!頑張ってください! (2018年6月30日 12時) (レス) id: 29bcf3ece3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こたきんぐ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kotakinnhu/
作成日時:2018年4月3日 13時