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27Q ページ29

Aside



テストの結果はすぐに出た。

一日空けて、部活の時、まず一軍の人の名前が呼ばれていった。


そこにはやっぱり赤司の名前があって、緑間君の名前も、紫原君の名前も、あの活躍していた青髪の青峰君の名前もあった。

それに銀髪の、どこかヤンキーっぽい灰崎君っていう人も一軍だ。


そして次は二軍の名前が呼ばれる。


一人、二人、三人と呼ばれていくが俺の名前は呼ばれない。


あぁ、三軍かな、って少しがっかりしていると、最後に呼ばれた俺の名前。






「長崎A、…以上十九名が二軍。その他が三軍だ。各自体育館で練習に励んでくれ。」






ホッと胸を撫で下ろし、二軍の体育館に行く。

その時一年のマネージャー達が見えて、あの可愛らしい桃色の髪をした子もいた。

…ほんとに頑張ろ。






「なあ、長崎君だっけ。」

「…うん、そうだよ。どうしたの?」

「いやー、俺達ずっと長崎君と話してみたくってさ。」




そう話しかけてきた男の子。
一人かと思ったら後ろにあと二人いた。

…えっと、名前が思いつかない。

失礼ながら注目している子しか名前覚えていなかったからなぁ、あとクラスが同じの子。





「えー、マジで?なんでなんでー?」

「だって、あの赤司征十郎と一緒にいるんだ。誰でも興味は湧くだろ。」

「赤司といるだけで?なにそれおっかし。」





ははは、と笑って見せると周りも笑う。

赤司といるだけで、興味が湧く…ねぇ。

もし俺があの読モの涼太といたら、赤司と同じ興味が湧くだけですむんだろうか。





「長崎君もそんな風に笑うんだなー、意外だ。」

「そう?結構俺笑うよ。」





二ッと頬を持ち上げ、両手の人差し指を頬に添えて、ほどよいノリの良さをアピールする。


俺ってば、やっぱりませてるなぁ。


てかこの子たちの名前なんなんだろ。自分から名乗ってくれないかな、無理かな。






「…ねぇ、改めてなんだけど、俺長崎A。よろしくねー。」

「あぁ、よろしく俺は…_」





とな流れで名前をシレっと聞く。


名前を聞いてから、俺はその三人と一緒にストレッチや走り込みをした。







…いつになれば、俺はあいつに追いつけるんだろう。


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小動物もふり隊 - 凄く良いお母さん (2020年5月26日 11時) (レス) id: 7205007716 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - アオさん» そうですありがとうございます! (2019年2月14日 19時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - ルイナさん» 遅くなりましたが(もう見てるかわからないけど)ありがとうございます!頑張ります! (2019年2月14日 19時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
アオ - あの、43話の「目配らせ」は「目配せ」では? (2019年2月14日 12時) (レス) id: 9dc9d79e7e (このIDを非表示/違反報告)
ルイナ(プロフ) - 面白いです続きもとても楽しみにしています!頑張ってください! (2018年6月30日 12時) (レス) id: 29bcf3ece3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こたきんぐ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kotakinnhu/  
作成日時:2018年4月3日 13時

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