４１Ｑ ページ43
Aside
「お前の名前、長崎Aだったか。」
「そうそ。」
「A、 な。
お前相当キモイわ。」
「はは、喧嘩売ってる？」
「ウッテマセン。」
俺は拳をちらつかせてショーゴ君を黙らせる。
あれ、俺こんな
「…赤司と一緒にいる優等生様が、実はこんな奴だったとはな。女子が泣くぞ。」
「何で女子が泣くんだよ。ま、素行不良のショーゴ君がいくら皆に俺が暴力をふるったっていってもどうにもならないと思うし、俺の学校生活は守られるね。よかった。」
「うっわ、こいつクソだ。そんでサラッとひでぇこと言ったぞこいつ。」
実際本当だし。
俺がここまで人に言えるのはなんだか珍しいことだと思う。
涼太にもここまで言わないし。…多分。なんでだろう、不思議だ。
「…お前、変わってんな。」
「ショーゴ君もね。」
ニコリと笑って俺は答える。
「…けっ。気持ちわりぃなぁもー。」
「さっきからキモイキモイってなに。マジで喧嘩売ってるの？懲りないね、君。」
「売ってるけど売ってねぇ！…っち、あーなんもねぇ、帰るわ。」
ショーゴ君は珍回答をのせた回答用紙をくしゃりと強引にカバンに詰め込み、俺にひらりと手を振って屋上の扉をくぐった。
しかし途中で振り返り、少し、複雑そうな顔で俺に言った。
「 、一軍くんなよ。」
「…は、なんで。」
「お前、弱いから。」
その後にまた続けてぼそりと何かを言ったが、屋上は風が強いので聞こえなかった。
ショーゴ君はそのまま階段を下りて、茫然とした俺をおいて帰っていった。
「弱い…って、そんなの、知ってるし。」
お前に言われなくてもわかってるよ、けど俺は、俺は…。
．
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小動物もふり隊 - 凄く良いお母さん (2020年5月26日 11時) (
レス) id: 7205007716 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - アオさん» そうですありがとうございます！ (2019年2月14日 19時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - ルイナさん» 遅くなりましたが(もう見てるかわからないけど)ありがとうございます！頑張ります！ (2019年2月14日 19時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
アオ - あの、43話の「目配らせ」は「目配せ」では？ (2019年2月14日 12時) (レス) id: 9dc9d79e7e (このIDを非表示/違反報告)
ルイナ(プロフ) - 面白いです続きもとても楽しみにしています！頑張ってください！ (2018年6月30日 12時) (レス) id: 29bcf3ece3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こたきんぐ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kotakinnhu/
作成日時：2018年4月3日 13時
