愛したい。K,Y (ページ5)

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…う、眩しい、。

窓からの太陽の光で目が覚めた。

「……あ、っ！」

仕事…！

あー、違う違う。

今日は午後からなんだ。

全然、余裕だ…良かった。

「…はぁ……

って、良くないよ！」

っていうかここどこよ…？

見覚えのない部屋に、見覚えのない小物の配置。

とりあえず…昨日の記憶を呼び起こす。

薮くんとご飯に行って…

…ということは…？

え、待て、私。

泊まった…？

「…ぁ、薮くん…」

「ん、おはよ～」

「おはようございます…」

寝室を出てリビング(らしきところ)へ行くとテレビを見ている薮くんがいた。

「よく寝れた？」

「いや…あの、そのことなんですけど…」

「…？」

その"どういうこと？"って顔はわざとなのか元々なのか…

「その…ご迷惑おかけしてしまって本当にすみませんでした…！」

90度…いやそれ以上に腰を曲げて頭を下げた。

「あぁ、大丈夫、迷惑だと思ってないから。」

それから少しして、一度家に帰り、撮影場所へと向かった。

…このときは、浮かれてた。

やっぱり、申し訳ない気持ちがほとんどだったけど…少し、嬉しかった…なんて。

まだ、…芸能界の厳しさを知らなかったんだ。

…私が、甘かったんだ。