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そして、次は薮くんとのシーン。
2人でのシーンとなると、少し気まずい空気が流れる。
それは、ほとんどがスタッフによるものだけど。
「薮くんって、休みの日、あります?」
「そりゃあるよ。暇だもん、いつも」
「暇って…!また映画やるんですよね」
「そうそう!知ってるんだ、嬉しい」
だって、私たちは仲良さげに話してるもん。
まぁ、もちろんこれは、カモフラージュというか、嘘だけど。
本当…辛い。
好きなのに、好きでいちゃダメなんて。
本来なら、こうやって演技じゃなく話せるのに。
全部、私のせいなんだよね。
『じゃあ行きまーす。』
監督から合図があって、演技を始める。
いつまで続ければいいんだろう。
…いつまでこんな仮面を被っていればいいんだろう。
本当の"私"なんて、誰も知らない。
私でさえ、…分からない。
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