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一瞬、何が起きたか分からなくて、フリーズ。







薮くんの匂いは何故かすごく落ち着いて、また涙が溢れた。







自分でも泣いている理由はよく分からない。







辛いのか、苦しいのか、悔しいのか、悲しいのか…。






「薮くん…っ」







それでも、この状況に便乗して、薮くんの広い背中に手を回した。








自然と手に力が入り、薮くんの背中の方の服を掴む。






「ごめんなさいっ…ほんとに、ごめんなさい…」






迷惑かけて、ごめんなさい。



私のせいで、ごめんなさい。



薮くんにたくさん苦労をかけさせて、ごめんなさい。



こんな状況になって、ごめんなさい。






…拒まなくて、ごめんなさい。







そんな思いを察知したのか、抱き締める力を強めた薮くん。







「大丈夫だから。大丈夫。」







子供をあやすように言われ、頭を撫でられた。






「2人で乗り越えれば、大丈夫だから。ね?」







…それは、期待してもいいんですか。







また、涙が溢れ出た。

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設定タグ:Hey!Say!JUMP , 薮宏太 , 伊野尾慧,有岡大貴   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:瀬奈 x他1人 | 作者ホームページ:なし岡♪  
作成日時:2017年3月15日 20時

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