ぺた恋

忘れられない日 ページ26

ふわっと何かに包まれた。海道君？？


「しょこら、、、、。ごめん。俺、昨日みんなの前で泣いたじゃん。
そんなのみっともなかったんだよ！
しかも、好きなやつに見られちまった。そいつは、朝、普通に俺に話しかけてきて、恥ずかしくなって避けちまった。」


私は顔を上げる。
海道君は耳まで真っ赤で、私がまさか顔をあげると思ってなかったらしく、私と目が合うとばっとそらして制服のすそで環足の涙を拭いた。


「だーかーら、マジで泣くな！」
ぐいぐいと拭かれる。海道君、照れてる。


おもしろくなって私は笑い出した。

「あはは！おもしろい！大丈夫、泣き虫海道君のことは私が守ってあげるから！」

私が海道君をからかうのってめったにないから、今のうちに楽しんじゃおう。


海道君はなにも言わずに私を抱きしめた。


「ばぁか、俺がお前を守るんだろ。」


えっ、海道君のことだからまた怒るんだと思って準備してたのに。


心臓がばくばくと音を音をたてる。
顔がみるみるうちに赤くなる。


「しょこら、お前超どきどきしてんじゃん、ははっ、うける」


うわ、今抱き合ってるんだ！聞こえた〜。

「だっ、だって、海道君が悪いんだよ！！！」


「はいはい」
海道君はまだ笑ってる。


「しょこら、俺はお前が好きだよ。俺に守らせてくれる？」


海道君が顔を見下ろす。
やっ、やばい、、また心臓が、、。


でも、私はもう逃げない！


「うん、私も海道君大好きだよ！いつも、海道君しか見てなかったよ。」


海道君はふっと笑って、
「当たり前」
とつぶやいた。


「なにそれ〜」


私達はまた笑いあった。


「今度から、俺のこと彼氏って言えよ？」


「うん！私のことも彼女って言ってね？」


「え〜？どうしよっかな、、、、」


「なんで〜」

今日は忘れられない日になる。

どきどき→←海道君っっ！！

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す