ぺた恋

体育祭〜終わるとき〜 ページ23

どきどきどき、、、、。

今私達は座って結果報告を聞いている。
まあ、まだ校長が「暑い中〜どの軍も〜」なんてどうでもいいことを話している。ご苦労様ってやつだ。


そろそろ夢の世界にいざなわれようとしてたとき、「でわ、いよいよ結果報告です！」の声ではっとした。

「総合優勝は、、、、、、、、、、、、。」
お願い、青軍って言って、、、、。


「赤軍です！」
わ〜という歓声が聞こえる。
私達は２位だった。
顔があげられない、、。


海道君、、、、、。


「ここで、各団長から話してもらいます。」
まずは赤軍の団長。とにかくうれしそうだ。

「次、青軍、お願いします。」

はいっと威勢のいい声がした。
くいいるように見る。


「えっと、まずは青軍のみんな、こんなに頼りない俺についてきてくれてありがとう。とってもいい思い出になった。そして、優勝までつれてってやれなくて本当にごめん。、、、、、、、、」

そこで１０秒くらい沈黙が続いた。うつむいて顔をあげない。

「っ、本当はすっごく、、、悔しい、、、、っ。」
海道君、涙目だ、、、。
私はこらえきれず、涙が頬をつたう。

「くやしいけど、結果は２位っていうことには変わりなくて、、、、。
でも、俺の中では、青軍が１位です、本当にありがとう。これで終わります。」


どの軍の団長より拍手が鳴り響いた。
涙で顔がぐちゃぐちゃになってしまったけど、海道君の方向をしっかり見た。

こちらこそ、ありがとう。
海道君だから、みんなついて行ったんだよ。

ありがとう、大好き。

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