ぺた恋

体育祭〜前半〜 ページ18

ついにこの日がやってきた。
体育祭、、、。

今は校長とかの長い話がやっと終わって応援団長の意気込みを聞いている。
校長とほとんど同じ長さをしゃべっているのに、どうして、こんなに集中して聞けるのか、自分でも疑問に思う、、、。
答えは分かっているのだが。


。。。。。。。


「フレー、フレー、青軍！」
海道君が本気で応援しているのは、綱引きをしているメンバーだ。
海道君に本気で応援されている人たちがうらやましくてしかたがない。
私は海道君と同じ学年だから、海道君に応援されることは少ない。
ていうか、１回しかない。
女子対抗、騎馬戦。

絶対、騎馬戦は勝たないといけない。
そんなことを思いながら、応援をしていた。


海道君の声が伝わったのか、綱引きは誰もがなっとくするくらい私達青軍の圧勝であった。
　


それから、順調に競技が進み、青軍は今のところ１位だ。
でも、２位の赤軍とあまり点差がなく、いつこされてもおかしくない状態だった。
はっきり言って、午前の競技にはあまり興味がなかった。
私が楽しみにしていたのは、午後。
男子対抗、棒倒し
女子対抗 騎馬戦

私はわくわくしながら、お昼休憩をまなみとはいろうとしていた。
今日のお弁当、卵焼き入っているかなぁ？？


まなみとお弁当をもって、歩き始める私。
そんな私達を見つめていた海道君の視線に気づかずに、、、。

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