なっ、なんで? ページ13
おかしい、、、、
おかしすぎるぞ、、、。
なんで、私だけまだ居残り!?
自分でも、ここまで振付を覚えられないなんて、、、。いまさら、悲しくなってくる。
他の子はみんな帰っちゃったし、他の軍の団長も帰ってしまった。
今いるのは、海道君と、私だけ。なんで海道君がいるかって?
もちろん、同じ軍の私が足をひっぱっているから、、、、、。
ごめんね、海道君。でも、、、私は素直にうれしいんだ。
「お前さぁ、なんでここまで覚え悪いの?」
私は申し訳なさで、下をむく。
「いいか?ここはこうっ。」
「こう?」
「ちーがーうー」
あきらかに不機嫌。だんだん涙がたまってくる。だめだ、泣いちゃだめだ。
もっと困らしてしまう。なのに、涙はとまってくれない。
うざい、私。泣くな、泣くな。
「えっと、、ここは〜って、、、えっ?なんで泣いてんの?」
「ごめん、私海道君のじゃましてる。うっ、、。ごめっ、、ごめんなさいっ。」
下をむく。
頭の上からため息が聞こえる。はあ、嫌われちゃった、、。
「?」
私はふわっとなにかに包まれている。んっ?
でも、安心する、、、、。これは、、、海道君のにおい、、、。
「ごめん、俺教え方下手で、、。しょこら、よくがんばったな、、」
すごく優しい声が聞こえる。海道君がしょこらって呼んでくれた。
うれしくて、くすぐったいこの気持ち。
泣いたあとの後遺症がきた。安心してねむくなる、、、。
「海道くうん、ねむい〜」
ねむさのあまり甘えた声がでる。
「じゃあ、今日は帰れ。ばいばい、しょこら」
私は、真っ赤になる。海道君はまるでそうなるのを知っていたかのようににやりとする。
かっこよすぎるよなぁ〜。
「ばいばい、聖夜君」
冗談で言った。なのに、、なのに、、、
口を少し開けてびっくりして、固まった海道君の耳がびっくりするくらい真っ赤だったのを私は見てしまった。かわいすぎる、、。
にやっと海道君をまねしていじわるな笑みを残して私は教室を出た。
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スズ(プロフ) - えぇ!?やめちゃうんですか?まだ頑張ってください!応援しますよ>_< (2012年10月22日 22時) (レス) id: b7dca4397b (このIDを非表示/違反報告)
くまりんご - スズさん、ありがとうございます!私、やめようと思っています。私の分まで頑張ってください! (2012年10月22日 21時) (レス) id: eab1bb86e9 (このIDを非表示/違反報告)
スズ(プロフ) - 胸キュンしました☆更新頑張ってください! (2012年8月26日 0時) (レス) id: c86ec222af (このIDを非表示/違反報告)
くまりんご - うん、見にいくよぉ! (2012年6月30日 18時) (レス) id: 08ef972993 (このIDを非表示/違反報告)
かりん(プロフ) - かりんの、新しいの見てぇ〜〜〜〜!! (2012年6月28日 21時) (レス) id: 63d7fe3870 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くまりんご | 作成日時:2012年5月22日 21時