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サクラバさん 3 S ページ7
「翔くん。おはよ。」
「大野さん、おはようございます。」
「今日も、可愛いね〜。」
他部署の先輩の大野さん。入社当時の新人教育担当だった人だ。今は部署も違って、たまにしか会わないけど。当時は、毎日ほぼ一緒に過ごした後に飲み歩いたり、朝まで飲んで休日も一緒に居た事もあった。
おっとりしていて、なのに優秀で、綺麗で、時折良い匂いがしたりして、惹かれるのに時間はかからなかった。
あの日。俺の部屋で一緒に酔い潰れて寝ていたはずの大野さんが、気づいたら目の前に居て、そっとキスをして来た。
びっくりしたのと、酔いで動けずに、されるがままになってしまった。
キス以上はされなかったけど、それ以上を期待した自分が居たのをはっきり覚えている。
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作者名：こすけ
| 作成日時：2018年9月18日 13時
