赤と緑の関係（AＳ<ＳA） (ページ43)

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サクラバさんの奇跡 5 ページ43

「翔ちゃん！無事で良かったよ。」

「ん？相葉くんが無事で良かった、じゃないの？」

「あ、そうだね。」

「あのね、スープ持ってきたから、鍋貸して？」

「あー、美味しそう！ありがと。」

「ふふ。」

「翔ちゃん…。」

「ん？」

「ちゅっ。」

「な、な、な、、、っ、？」

相葉くんがウルウルの黒い瞳で俺を見ている。

「翔ちゃんが、好き。」

「あ…。」

引き寄せられて、ぎゅっと抱き締められた。
そのまま、何度も唇を重ねる。

息が出来なくて、力が抜けて、キッチンボードを背にズルズルと崩れ落ちる。

「翔ちゃんが、目の前で笑ってくれてる事が嬉しくて…ごめんね、びっくりさせちゃった？」

「う、うん。」

恥ずかしくて、視線を泳がせる。

ふと、ゴミ箱の隣のゴミ袋に目が行った。
銀色に光る箱が半透明の袋に入ってる。
それが３袋も並んでいた。

「あれ？見たことある…何だっけ？」

「翔ちゃん？」