検索窓
今日:10 hit、昨日:2 hit、合計:1,221 hit

もう一つの作戦   森 ページ40

森「いやあ、真逆彼処までとは思わなかったなあ。」


尾崎「全くじゃ。あの子供が彼処まで頭が切れるとは思わなんだ。」


森「違うよ。其れも重要だけど、もう一つの方だ。」




そう。もう一つ。
あの子供の事以外でもう一つ、考えていなかったことが起きた。

島崎藤村…………。
何回か服を仕立てて貰うために行った、島崎呉服店の店主。そして、組織の裏切り者に騙されていた可哀想な世間知らずの箱入り息子だった彼。

其の彼が異能力を持っていたとは…。其れも、ポートマフィアにはいない、どんなものでも通り抜ける、透過の異能力。
いや、本人が気付いていないだけで、使い道は未だあるようだ。




森「……彼と川端君が、この戦いの鍵となりそうだねえ…。」


尾崎「?……先刻から何を言うておるのじゃ。」


エリス「一人でニヤニヤするリンタロウ気持ち悪い!」


森「酷いよエリスちゃん!!でも可愛いから許す!!」




エリスちゃんと尾崎君は、若干の呆れを浮かべた顔で移動した。




森「川端君、島崎店主。少し良いかい?」


川端「チッ……中原殿、呼び出しを喰らいましたので、失礼します。」


島崎「あ、はい。」





もう一つの作戦を、開始するとしよう。

傷付けないで   鏡花→←青い顔



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (3 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

珈琲牛乳(プロフ) - そういっていただけるととても嬉しいです!私は慈さんの言葉選びのセンスが好きです!島崎さんや川端さんを存じているということは、本が好きなのでしょうか? (2017年2月3日 20時) (レス) id: f306460e6f (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 珈琲牛乳さん» 何時も読ませていただいてます!珈琲牛乳さんの作品のお陰で、谷崎くん好きになったんですよ!本当に感謝しかないです! (2017年2月3日 20時) (レス) id: 83ed2febe6 (このIDを非表示/違反報告)
珈琲牛乳(プロフ) - 慈さん» おお!谷崎君はあまり出てくることが無いので嬉しいです!!もしかして作品を見ていただいてるのでしょうか?ありがとうございます! (2017年2月3日 20時) (レス) id: f306460e6f (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 珈琲牛乳さん» あああ有難う御座います!!真逆大好きな作者様にコメントしていただけるなんて…!!此れからの話では谷崎くんが出てくる予定です!頑張りますね!! (2017年2月3日 19時) (レス) id: 83ed2febe6 (このIDを非表示/違反報告)
珈琲牛乳(プロフ) - 島崎さんが呉服屋さんっていう設定が素敵ですね!更新頑張ってください! (2017年2月3日 19時) (レス) id: f306460e6f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:コシカヴァローナ | 作成日時:2017年1月6日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。