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「っダメだ、正面突破しようにも街の人たちが危ない。
…どうにかしてモンスターの所まで行ければ…」
モンスター本体を倒せば、大抵の場合は能力を解除できる筈。
考えを共有した二人は、協力しモンスターに攻撃を加えようと奮闘する。
が、どの角度から攻めようにも、取り巻きの人々に怪我をさせてしまうリスクがあった。
また逃げられれば、今度こそ完全に逃してしまうかもしれない。
逃げられれば、その先でまた人々が操られ、被害は拡大する一方だろう。
「くっそ、これじゃキリがねぇ…！」
「フハハハハ！貴方達のような雑魚が二匹集まった所で、この私、デーボ・モスキネートを倒す事は出来ませんよ！
フフフ、アハハハハハ！！」
焦りを募らせる二人の悔しげな視線に、モンスターは高笑いで返した。
「…そうだ。キング、ウッチーは！？空から狙えれば、」
もう一人の仲間に無防備な空から奇襲をかけて貰う、という閃きは良かったものの。
考えを巡らすソウジに、キングは首を横に振ることで答えた。
「ダメだ、他の街に行ってる。帰りも夕方っつってた」
「くっ…よりによってこんな時に、こんな奴が…」
「来ちまったもんは仕方ねえさ！俺らでどうにかするしかねえ。
とにかく、今はチャンスを待つんだ。なんか思いつくまで諦めんな！！」
「っ、当然！」
その気になればいつでも逃げ出せてしまいそうな距離。
そうしないのは、二人が抗う姿を安産圏から眺める愉悦を楽しんでいるからだろう。
希望を信じて奮戦する二人だが、生身の人々を攻撃する事も倒す事も当然出来ず。
この状況、助けは期待できないだろう。
ただ時間だけが過ぎ、手詰まりな状況がどんどんと二人の思考力を奪っていく。
一方的な戦いに二人は消耗し、段々と人々の攻撃をまともに喰らうようになっていた。
打てる手は、既に尽きている。
ついに人々の攻撃が二人の首を捉えた、その瞬間。
bang
「フハ、ぐわあ！？」
どこからか銃声が聞こえたかと思いきや、モンスターの体がベンチごと派手に弾け飛んだ。
不意の攻撃に対応出来ず、モンスターはベシャ、と地面に転げる。
突然の出来事に、一瞬で戦場が静止した。
視線が集中する中、硝煙の先にいた人物は悠々とモンスターの前に立ちはだかった。
現れたのは、鮮やかなオレンジ色。
異物でしかないその人は、モンスターに向かって
「クリームソーダ、飲み損なったんだが？」
一言、凍えるような声色で言い放った。
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阿伸メトリ(プロフ) - YUKIさん» 投票確認致しました。ありがとうございます！ (4月29日 7時) (
レス) id: 958f0a5e6a (このIDを非表示/違反報告)
YUKI(プロフ) - コメント失礼します！アンケートは�，離屮鵐屮鵑�見たいです！！いつも楽しく見させてもらってます！頑張ってください！ (4月28日 10時) (レス) @page44 id: 5825403805 (このIDを非表示/違反報告)
阿伸メトリ(プロフ) - さーやさん» 投票確認致しました。ありがとうございます！ (4月27日 17時) (レス) id: 958f0a5e6a (このIDを非表示/違反報告)
さーや(プロフ) - コメント失礼します。アンケートは�，硫ζ擦離屮鵐屮鵑�見てみたいです。更新楽しみにしています。頑張ってください。 (4月27日 12時) (レス) @page44 id: e67a2619ed (このIDを非表示/違反報告)
阿伸メトリ(プロフ) - 紫音さん» ありがとうございます！投票、確認させて頂きました。楽しんで頂けているみたいで、すごく嬉しいです！自分と相談しながら、この調子で頑張ります！ (4月27日 8時) (レス) id: 958f0a5e6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：阿伸メトリ | 作成日時：2024年1月10日 20時
