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怖かった。
およそ人智の及ばないソレが、とにかく恐ろしかった。
Aのことが無ければ、彼女はさっさと逃げていただろう。
彼女が立ち向かうことを選んだ理由の半分は、綺麗事ではないAの「強さ」が羨ましかったからだった。
…もう半分はただの八つ当たりだったが、それでも彼女は強く在ることを望んだのだ。
だが、それに反して身体は恐怖を訴えるようにガタガタと震えていて。
押さえ込もうとするも、震えが止むことはなかった。
「っ…このっ…止まりなさいよ！！」
「ちょ、大丈夫！？」
友人達が心配そうに声をかけるが、声は彼女に届かない。
苦々しく顔を歪める彼女は、ぐちゃぐちゃの感情をぶつけるように、震える膝に拳を叩きつける。
そんな姿を静かに見守っていたAは、ふと彼女の目の前に進み出る。
彼女がもう一度振り下ろそうとした拳を受け止めると、そっと手のひらで包み込んだ。
「！？……なに、やってんのよ！離してっ「ねえ」」
予想外の行動に一瞬動きを止める彼女だが、すぐに持ち直して相手を睨みつける。
当然ながら、その程度でAは怯まない。
依然として強さを感じさせる瞳で、真っ直ぐ彼女を射抜き。
「キミ、友達になってよ！」
そして、更に理解しがたい言葉を言い放った。
「…は？
…え、…は……？？」
あまりの突拍子の無さに彼女は思わず思考を停止する。
硬直する彼女に構うことなく、Aは続けた。
「ほらウチ、なんか噂になってるじゃん？
それで色んな人に話しかけられたんだけど…さっきのアレといい、キミがいっちばんブレイブだった！
ウチ、キミのこと応援したくなっちゃったからさ。
まずは友達から、ってことで」
独自の理論を展開して、ねっ、と笑って見せるA。
「…あ、アンタにはアタシの気持ちなんて、わかんないでしょ！？」
理解不能な言葉の数々に、彼女は思わず大声で反発する。
「いーや、わかるよ。
だってキミ、変わりたい、強くなりたいっていう目ェしてたもん」
「それは…そうだけど…」
図星を突かれ、彼女は押し黙る。
抵抗をやめた彼女を更に丸めこむように、Aは言葉に力を込めた。
「ウチで練習すればいいじゃん！
その手のことならノウハウあるしさ、力になれると思うよ？」
任せろ、と言わんばかりに、Aは胸をドンと叩く。
「(…ほんとになんなの、コイツ……？？)」
彼女は最早、混乱の極端だった。
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阿伸メトリ(プロフ) - YUKIさん» 投票確認致しました。ありがとうございます！ (4月29日 7時) (
レス) id: 958f0a5e6a (このIDを非表示/違反報告)
YUKI(プロフ) - コメント失礼します！アンケートは�，離屮鵐屮鵑�見たいです！！いつも楽しく見させてもらってます！頑張ってください！ (4月28日 10時) (レス) @page44 id: 5825403805 (このIDを非表示/違反報告)
阿伸メトリ(プロフ) - さーやさん» 投票確認致しました。ありがとうございます！ (4月27日 17時) (レス) id: 958f0a5e6a (このIDを非表示/違反報告)
さーや(プロフ) - コメント失礼します。アンケートは�，硫ζ擦離屮鵐屮鵑�見てみたいです。更新楽しみにしています。頑張ってください。 (4月27日 12時) (レス) @page44 id: e67a2619ed (このIDを非表示/違反報告)
阿伸メトリ(プロフ) - 紫音さん» ありがとうございます！投票、確認させて頂きました。楽しんで頂けているみたいで、すごく嬉しいです！自分と相談しながら、この調子で頑張ります！ (4月27日 8時) (レス) id: 958f0a5e6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：阿伸メトリ | 作成日時：2024年1月10日 20時
