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「…っ…すまそ。もうだいじょぶ…多分」
偶然とはいえ、憧れの人に対しての失態が相当ショックだったようで。
やっと再起動したAは、ものすごい剣幕でトリンに詰め寄っていった。
「ねえトリン！こんな…こんな凄い人が居るんなら先に教えといてよ！
びっくりしすぎて心臓止まるとこだったんだが！？
めっちゃ失礼なことしちゃったじゃん！！」
「…いつか話そうとは思っていたのだが、中々タイミングが無くてだな…すまん」
「今度からは、報・連・相。わかった？」
「う、うむ…」
むっつりと頬を膨らます彼女に、トリンは申し訳なさそうに眉(のような何か)を下げた。
珍しくしょんぼりとした彼をおいて、Aは空蝉丸に向き直る。
「空蝉丸さん、マジでごめん。
キョウリュウジャー、五人って話だったから…まさか六人目がいるとは思わなかったんよ。
それも、豪剣士空蝉丸その人とか…予測できないわ流石に…」
Aはすっかり気を落とし、深い深い溜め息をついた。
「…やらかしたなあ、ウチ。マジ、オタク失格だわ…はあ…」
そんな彼女に、空蝉丸は何か思うところがあったらしい。
決心したように彼は面持ちを変え、静かながら確かな想いを感じる表情で彼女と向き合った。
「…A殿。
まだ伝え聞いただけではござるが、貴殿のブレイブは真なるもの。
そのようなことでは陰りませぬ。
それに…拙者にも落ち度がござった。お互い様でござる」
言葉を切った彼は、驚いた顔をするAに手を差し出す。
いささか子供っぽいそれに、彼は照れたように笑っていた。
「仲直り、でござる。
そして…A殿さえ良ければ、今後もウッチーとお呼び下され。
これからは、拙者もA殿も、共に戦う仲間なのでござるよ」
差し出された手は僅かに震えている。
「…んふ、やっぱ凄いな…そう言われちゃうと弱いわ」
不器用ながらも歩み寄ろうとする彼の温かい行動に、Aはゆっくりと顔を上げた。
「ウチ、宇治川A。焔の戦士キョウリュウオレンジだよ。
あの剣豪と仲間になれるなんて、マジで光栄。
これからよろ！一緒に頑張ろうね、ウッチー！」
「っ、御意…！よろしくでござる！」
手を握り返した彼女は、すっかり憑き物が落ちたように笑っている。
その言葉の意味を正しく受け取った空蝉丸は、彼女につられて微笑んだ。
二人は新たな仲間と繋いだ手を揺らし、分かり合えた喜びを分けあうのだった。
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阿伸メトリ(プロフ) - YUKIさん» 投票確認致しました。ありがとうございます！ (4月29日 7時) (
レス) id: 958f0a5e6a (このIDを非表示/違反報告)
YUKI(プロフ) - コメント失礼します！アンケートは�，離屮鵐屮鵑�見たいです！！いつも楽しく見させてもらってます！頑張ってください！ (4月28日 10時) (レス) @page44 id: 5825403805 (このIDを非表示/違反報告)
阿伸メトリ(プロフ) - さーやさん» 投票確認致しました。ありがとうございます！ (4月27日 17時) (レス) id: 958f0a5e6a (このIDを非表示/違反報告)
さーや(プロフ) - コメント失礼します。アンケートは�，硫ζ擦離屮鵐屮鵑�見てみたいです。更新楽しみにしています。頑張ってください。 (4月27日 12時) (レス) @page44 id: e67a2619ed (このIDを非表示/違反報告)
阿伸メトリ(プロフ) - 紫音さん» ありがとうございます！投票、確認させて頂きました。楽しんで頂けているみたいで、すごく嬉しいです！自分と相談しながら、この調子で頑張ります！ (4月27日 8時) (レス) id: 958f0a5e6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：阿伸メトリ | 作成日時：2024年1月10日 20時
