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「かようなおなごが、何故ここに！？」
彼らの重要な拠点に、見知らぬ人間がいることへの驚きか。
それとも、突然若い女性に飛び掛かられた混乱からか。
挙動不審気味な凄まじい勢いで、空蝉丸は五人に食ってかかっていった。
「各々方も、何故そう平然としておられるのでござるか！？
スピリットベースに一般の方が入って来られてしまうなど、一大事にござる！
あぁ、まずい、とても不味いでござるよ…どうするでござるかキング殿ぉ！」
空蝉丸にがっしりと肩を掴まれ、ガクガク揺さぶられるキング。
「お、落ち着けってウッチー！大丈夫だ！
Aも俺たちの仲間、強き竜の者なんだ！」
そんな彼に慌てて返事をするキングの言葉に、空蝉丸は動きを止めきょとんとする。
「…そう、なのでござるか？」
「ああ！だから、一回ちゃんと説明させてくれ」
一旦は彼を落ち着かせることに成功したキングは、その隙に今までの顛末を語り聞かせた。
五人の奮戦と、彼女との出会いや引き起こした出来事の数々。
五人が口々に語ったそれらは、彼女がただの一般人ではないことを雄弁に物語っていて。
全てを聞き終える頃には、空蝉丸の表情は一転して申し訳なさで埋まっていた。
「…左様でござるか…」
佇まいを正した彼はAに向き直ったかと思いきや、勢いよく頭を地につけた。
「え、おにーさん何やってんの！？」
「仲間の恩人に対し、拙者はなんという無礼を…！弁解の余地もござらぬ…」
「ちょ、だいじょぶだよ！気にしてないし、顔あげて！」
「そういう訳には…拙者が拙者を許しておけぬのでござるよ…！」
「別にいいよ！…てか、ウチの方こそごめん！」
頑なに謝り続ける彼に、Aも謝罪で返した。
「ちょっとトリンを驚かすだけのつもりだったんだけど、ウッチー？さんもびっくりさせちゃったし」
「いやいや、それこそ大丈夫でござるよ！」
「いやいや！」「いやいや、でござる！」
…凸凹な二人ではあるが、どことなく通ずるものがあるようで。
延々と謝罪し合う彼らだが、その間に気まずさは全く感じられなかった。
「…なんかあの二人、一周回って気が合うような気がしてきた」
「そうね…すぐ土下座するのは相変わらずだけど…」
「…もう少し様子を見てみるか。頑張れよ、ウッチー…！」
助け舟を出そうとしていた六人は、二人の様子を見てそれを引っ込める。
空蝉丸の成長を信じ、この場は当人達に任せることにしたようだ。
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阿伸メトリ(プロフ) - YUKIさん» 投票確認致しました。ありがとうございます！ (4月29日 7時) (
レス) id: 958f0a5e6a (このIDを非表示/違反報告)
YUKI(プロフ) - コメント失礼します！アンケートは�，離屮鵐屮鵑�見たいです！！いつも楽しく見させてもらってます！頑張ってください！ (4月28日 10時) (レス) @page44 id: 5825403805 (このIDを非表示/違反報告)
阿伸メトリ(プロフ) - さーやさん» 投票確認致しました。ありがとうございます！ (4月27日 17時) (レス) id: 958f0a5e6a (このIDを非表示/違反報告)
さーや(プロフ) - コメント失礼します。アンケートは�，硫ζ擦離屮鵐屮鵑�見てみたいです。更新楽しみにしています。頑張ってください。 (4月27日 12時) (レス) @page44 id: e67a2619ed (このIDを非表示/違反報告)
阿伸メトリ(プロフ) - 紫音さん» ありがとうございます！投票、確認させて頂きました。楽しんで頂けているみたいで、すごく嬉しいです！自分と相談しながら、この調子で頑張ります！ (4月27日 8時) (レス) id: 958f0a5e6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：阿伸メトリ | 作成日時：2024年1月10日 20時
