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…それから、三十分程経った頃。
「…あーーーつーかーれーたーーー！」
「お疲れ様、ありがとうね…。
湿布まで貰っちゃって、ほんとありがとう…」
「マジ、やばすぎるわ！どんな戦い方してたらあんななるんよ！
体張りすぎ！もうちょい自分を労わって！！」
「そうします…」
「一日三食バランスよく、特に食物繊維とビタミン採って。
一回体壊しちゃったら、治すのも結構大変なんだよ？ご家族も心配するだろうし」
「はい、気をつけます……」
プリプリと怒る彼女と共に、やけにしょんぼりしたノっさんが部屋から出てきた。
「お、帰ってきた」
「おじさんの体があんまりにも酷くてさ…ちゃんと診察してて時間かかったわ。
皆の怪我も診ないとだったのに、すまそ」
眉を下げるAに、アミィは自身に巻かれた包帯を指差して笑いかけた。
「私たちは気にしないでいいわ。この子達が手当してくれたから」
「…器用だとは思ったけど…まさか、包帯巻き出すとは思わなかった」
「あはは、それがこの子の強みなんだけどね〜。
初めて見たら、そりゃびっくりもするわな」
二人を待っている間、残った四人は獣電竜サンヨウによって応急処置を施されていた。
長い触覚を器用に使い、傷口を消毒したり、包帯を巻いたり。
彼女の指示になかったことも、自ら考え行動しているようだった。
…お茶菓子まで勧めてきた時は、流石の四人も驚きを通り越して呆れていたが。
「サンヨウもガブラも、めちゃくちゃブレイブなヤツだったぜ！な、ガブラ」
『Grr, Graau!!』
「はは、くすぐってぇよ〜！よーし、さっきの続きやるか！」
『Gr!』
そう言って立ち上がったキングを背中に乗せ、勢いよく泳ぎ回るガブラ。
そこそこのスピードが出ているそれを、キングは華麗に乗りこなしてみせた。
「…なんの遊び？」
「待ってる間にやってたんだ！
テキサスじゃ、ロデオキングなんて呼ばれたもんさ！
よっと、はは！中々やるな！」
「ええ…その子、いつもはもっと凶暴なんよ？
ウチ以外に懐いてる所初めて見たし…キミ凄いね。
ブレイブすぎるっしょ…」
楽しそうに跳ねる一人と一匹は、この間にすっかり打ち解けたらしい。
…流石というか、なんというか。
キングの適応能力の高さに、五人は遠い目をするのだった。
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阿伸メトリ(プロフ) - YUKIさん» 投票確認致しました。ありがとうございます！ (4月29日 7時) (
レス) id: 958f0a5e6a (このIDを非表示/違反報告)
YUKI(プロフ) - コメント失礼します！アンケートは�，離屮鵐屮鵑�見たいです！！いつも楽しく見させてもらってます！頑張ってください！ (4月28日 10時) (レス) @page44 id: 5825403805 (このIDを非表示/違反報告)
阿伸メトリ(プロフ) - さーやさん» 投票確認致しました。ありがとうございます！ (4月27日 17時) (レス) id: 958f0a5e6a (このIDを非表示/違反報告)
さーや(プロフ) - コメント失礼します。アンケートは�，硫ζ擦離屮鵐屮鵑�見てみたいです。更新楽しみにしています。頑張ってください。 (4月27日 12時) (レス) @page44 id: e67a2619ed (このIDを非表示/違反報告)
阿伸メトリ(プロフ) - 紫音さん» ありがとうございます！投票、確認させて頂きました。楽しんで頂けているみたいで、すごく嬉しいです！自分と相談しながら、この調子で頑張ります！ (4月27日 8時) (レス) id: 958f0a5e6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：阿伸メトリ | 作成日時：2024年1月10日 20時
