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「え…
…ええぇぇぇぇえ！！？」
「でっっっっけえ！！こんな獣電竜、初めて見るぜ！」
「…十大獣電竜じゃない、獣電竜…？」
口々に悲鳴や歓声を上げる彼らの言葉に答えるように。
『GRraAOoooOoOO』
巨大魚、もとい獣電竜シーランは、大きく開けた口から雄叫びのような音を発する。
容赦なく叩きつけられた重低音が収まると、何故か身体中の痛みや疲れがすっかり良くなっていた。
「…oh,My…全く、どういう原理だよ」
「凄い、あんなに疲れてたのに！いくらでも走り回れそう！」
「……ええ……？」
「へへへ、びっくりした？」
「そりゃあ…まあ」
「せやろ？ドッキリ大成功〜、的なね」
驚きっぱなしの五人を見て、彼女は満足げに笑っていた。
五人がひとしきり驚いたのを見届けた彼女は、獣電竜の口の奥に入っていき、扉のようになっている部分を思い切り引く。
重々しい扉の先に現れた階段を、慣れた様子で降りていった。
「ただいまー、皆もおいで」
「あ、ああ」
「お邪魔しまーす…」
彼女に案内され、獣電竜の内部に入っていく一行。
パイプが無数に張り巡らされた通路を抜けると、そこには案外広い空間があった。
フローリングの床の上にはソファーやテーブルをはじめ、ちょっとしたキッチンまでついている。
充分に人が住める環境が整っており、これが獣電竜の中というのだから驚きだ。
五人が物珍しそうに部屋を見回していると、更に奥の部屋から彼女が顔を覗かせる。
「凄いっしょウチの子。後で説明すっから、ちょい待っててな。
ダジャレのおじさん、やばそうだから先に手当しちゃうわ」
「…あ、僕？」
「そそ、こっち来てー。
あ、皆も適当にくつろいでていいよ。冷蔵庫とか開けちゃっていいから。
『サンヨウ』『ガブラ』、後はよろー」
彼女が呼びかけると、どこからか小型の獣電竜が現れ、四人に緑茶を注いでくれた。
「…すごい、器用だ…ありがとう、いただきます」
「こっちは三葉虫。そっちは…ラブカだよな、深海魚の。
コイツらも彼女の獣電竜なのか？ほんと、とんだレディだ」
「Wao！相棒が三体も、っていうことかしら？
だとしたら凄いわね！」
「仲間も増えて、これからもっと賑やかになりそうだな！」
『Gau? Grraaa!』
「お。お前も嬉しいか〜！」
『Gurrla! Gru!』
キングの言葉を理解しているのかしていないのか。
ガブラ、と呼ばれた獣電竜は、楽しそうにキングの周りをぐるぐる泳ぐのだった。
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阿伸メトリ(プロフ) - YUKIさん» 投票確認致しました。ありがとうございます！ (4月29日 7時) (
レス) id: 958f0a5e6a (このIDを非表示/違反報告)
YUKI(プロフ) - コメント失礼します！アンケートは�，離屮鵐屮鵑�見たいです！！いつも楽しく見させてもらってます！頑張ってください！ (4月28日 10時) (レス) @page44 id: 5825403805 (このIDを非表示/違反報告)
阿伸メトリ(プロフ) - さーやさん» 投票確認致しました。ありがとうございます！ (4月27日 17時) (レス) id: 958f0a5e6a (このIDを非表示/違反報告)
さーや(プロフ) - コメント失礼します。アンケートは�，硫ζ擦離屮鵐屮鵑�見てみたいです。更新楽しみにしています。頑張ってください。 (4月27日 12時) (レス) @page44 id: e67a2619ed (このIDを非表示/違反報告)
阿伸メトリ(プロフ) - 紫音さん» ありがとうございます！投票、確認させて頂きました。楽しんで頂けているみたいで、すごく嬉しいです！自分と相談しながら、この調子で頑張ります！ (4月27日 8時) (レス) id: 958f0a5e6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：阿伸メトリ | 作成日時：2024年1月10日 20時
