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五人が更に話を膨らませようとした所で、不意に彼女は足を止める。
どんどん広がる話題を自然な形で有耶無耶にできたことに胸を撫で下ろしつつ、五人を振り返った。
「…あっぶな…ナイスタイミング。着いたよー、皆お疲れ」
山中の道無き道を進み、十五分ほど。
着いたのは、苔むした岩に囲まれた大きい池だった。
だが、目的地という割には人の気配が無く、ただの池がポツリとあるだけ。
彼女の意図がわからない五人は、揃って首を傾げた。
「ここが目的地？」
「…ただの池、だよな」
「ええ…本当にこんな所で、怪我の手当なんて出来るのかしら？」
「ふっふっふ、お楽しみはこっからだよ？」
疑問符を浮かべる五人の顔を見渡しながら、彼女は池に近づく。
そして、池の水面にそっと手をつけた。
「…何してるの？」
「まあ見てな。
おいで、『シーラン』」
彼女が何かに呼びかける。
すると、突然水面が大きく盛り上がり、池の底から地響きが聞こえてきた。
「な、なんだ！？」
「見て、あそこ！何か近づいてきてる！！」
グラグラ揺れる地面をものともせず、彼女は立ち上がる。
ほぼ同時に、水底から水飛沫をあげて何かが浮き上がった。
がぱり、と口を開けたソレは、
「陸海空両用移動型拠点兼、ウチの相棒で家族。
『人工獣電竜シーラン』にようこそ、皆」
彼らがよく知る"相棒"と同じ装甲に身を包んだ、一体の巨大魚だった。
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阿伸メトリ(プロフ) - YUKIさん» 投票確認致しました。ありがとうございます！ (4月29日 7時) (
レス) id: 958f0a5e6a (このIDを非表示/違反報告)
YUKI(プロフ) - コメント失礼します！アンケートは�，離屮鵐屮鵑�見たいです！！いつも楽しく見させてもらってます！頑張ってください！ (4月28日 10時) (レス) @page44 id: 5825403805 (このIDを非表示/違反報告)
阿伸メトリ(プロフ) - さーやさん» 投票確認致しました。ありがとうございます！ (4月27日 17時) (レス) id: 958f0a5e6a (このIDを非表示/違反報告)
さーや(プロフ) - コメント失礼します。アンケートは�，硫ζ擦離屮鵐屮鵑�見てみたいです。更新楽しみにしています。頑張ってください。 (4月27日 12時) (レス) @page44 id: e67a2619ed (このIDを非表示/違反報告)
阿伸メトリ(プロフ) - 紫音さん» ありがとうございます！投票、確認させて頂きました。楽しんで頂けているみたいで、すごく嬉しいです！自分と相談しながら、この調子で頑張ります！ (4月27日 8時) (レス) id: 958f0a5e6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：阿伸メトリ | 作成日時：2024年1月10日 20時
