コミュ強ギャルは芸達者 ページ15
彼女に連れられた五人は、とある山に入っていく。
獣道を進む道中で、三人は今までの経緯について語っていた。
「…で、そこでウチがダッシュで出てったワケよ」
「そうそう、あの時は本当にびっくりしたわ！
いつかのソウジ君のお父さんよりも早かったのよ？」
「なるほどな、だからあん時『クリームソーダ』って言ってたのか」
語られた真相に、キングは合点がいったように頷く。
「そ。あんなん絶対美味かったし…！
…あ、思い出したらイライラしてきたわ。
デーボスマジ許さん！絶対ブッ飛ばす！」
歩みを進めながら器用に地団駄を踏む彼女。
店を出ていった時の険しい顔を思い出したアミィは彼女を慰めた。
「まあまあ、そのお陰でこうして皆無事だったんだもの。
結果的に良かったんじゃないかしら？
クリームソーダくらいなら、今度ご馳走してあげるわ」
「え、いいの？結局アイツ逃しちゃってるし…ウチ、ほぼなんもしてないよ？」
「街の人も私たちも助けてくれたじゃない！そのお礼だと思って？」
「うーん、そうだけど…」
モンスターを逃したことを引きずっているらしい彼女の言葉に、キングは諭すように笑いかけた。
「助けて貰ってなんの礼もしねえのは、俺のブレイブに反することだ。
素直に受け取って貰う方が、俺たちもスッキリするぜ？」
「…ん、そこまで言うんだったら断るのも失礼か。
そんじゃ、貰えるもんは貰っとこっかな」
二人がかりで言いくるめられた彼女は了承するしかなかった。
頷いた彼女を見て、アミィは何か思いついたようだ。
「そうだわ！折角だし、今度TIGERBOYでパーティでもしましょうか！」
「歓迎会ってことか。ブレイブだぜ！」
「お、いいね。じゃあ準備は『なんでもやまるふく』にお任せを！
最高の会に、しようかい？」
アミィの言葉に、五人は一気に盛り上がる。
彼らにの歓声を横目に、彼女は困り果てていた。
「えぇ…なんかどんどん大事になってね？なんで？」
「はは、残念だが諦めな。アイツらが張り切り出したんだ、もう止められない。
俺からも。君に最高の笑顔をプレゼントさせてくれ、レディ？」
様子を見ていたマトモそうな彼は、そのカオスを面白そうに笑いながらウインクする。
「…キミ、は」
「うん。」
「だよなぁ…」
最後の希望であるソウジに助けを求めるが、満面の笑みを返された。
「…流石戦隊、団結力エグぅ…w」
彼女は、最早苦笑いを浮かべるしかできなかった。
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阿伸メトリ(プロフ) - YUKIさん» 投票確認致しました。ありがとうございます！ (4月29日 7時) (
レス) id: 958f0a5e6a (このIDを非表示/違反報告)
YUKI(プロフ) - コメント失礼します！アンケートは�，離屮鵐屮鵑�見たいです！！いつも楽しく見させてもらってます！頑張ってください！ (4月28日 10時) (レス) @page44 id: 5825403805 (このIDを非表示/違反報告)
阿伸メトリ(プロフ) - さーやさん» 投票確認致しました。ありがとうございます！ (4月27日 17時) (レス) id: 958f0a5e6a (このIDを非表示/違反報告)
さーや(プロフ) - コメント失礼します。アンケートは�，硫ζ擦離屮鵐屮鵑�見てみたいです。更新楽しみにしています。頑張ってください。 (4月27日 12時) (レス) @page44 id: e67a2619ed (このIDを非表示/違反報告)
阿伸メトリ(プロフ) - 紫音さん» ありがとうございます！投票、確認させて頂きました。楽しんで頂けているみたいで、すごく嬉しいです！自分と相談しながら、この調子で頑張ります！ (4月27日 8時) (レス) id: 958f0a5e6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：阿伸メトリ | 作成日時：2024年1月10日 20時
