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倒れた側から身体を起こし、状況が掴めない様子で周りをキョロキョロと見渡す人々。
モンスターの姿を見とめると、慌てた様子で逃げていった。
原理は全くわからないが、能力が解けているらしい。
二人は呆気に取られつつも安堵していた。
…そんな大団円の中、一人体を震わせるモンスター。
彼の脳内は、恐怖と絶望で満ちていた。
「次はお前だ」と言わんばかりにグルンと振り向いた怪物は、マスク越しにも分かる恐ろしい笑みを浮かべていて。
"それ"が走り出した瞬間、彼はなけなしの本能で悟った。
自分は、ここで死 ぬのだと。
「ひぃいいい！化け物ぉ！！」
先程までの威勢はどこへやら。
モンスターは情けない悲鳴をあげ、一目散に逃げだした。
「あ、テメェ待て！…ッチ…」
追いかけた彼女だが、タッチの差でモンスターの姿がかき消えてしまう。
あと数ミリで当たっていた銃撃は、届くことなく空を切った。
「…あ"ぁ"ぁ"ぁ"逃したぁ！クッソあいつマジ絶対許さん！
…はあ、嘘じゃん…捕まえてネイル目ん玉にブッ刺してやる…」
誰もが勝ちを確信したそれを取り逃したショックは、それはそれは大きいもので。
悔しさからか、彼女はブツブツと何事かを呟いていた。
そんな姿を見て、出来事の連続に唖然としていたソウジはやっと再起動する。
同じく再起動したキングも変身を解き、二人は思わず顔を見合わせた。
だが、ブツブツといつまでも言い続ける彼女を放置するわけにもいかず。
迷った末、二人は彼女に声をかけてみることにした。
「あの、「おーい！二人共！」…。」
…駆け寄ってきた仲間達に遮られてしまったようだが。
「街の人達が元に戻ったの。
その様子だと、上手くやってくれたのね！Great！」
「二人共、おつかレンコン、おてがライオン！なんつって」
「まあ…キングとボーイもよくやったんじゃないか？」
口々に言う三人は、二人以上に奮戦していたのだろう。
身体中に傷や打撲痕が目立ち、決して無事とは言えなかった。
「…あー、それなんだけどよ。」
そんなボロボロの状態で手放しに喜んでくれる仲間に、なんとも言えない顔で首に手を当てるキング。
きょとん、とするアミィと青年。ギャグをスルーされたおじさん。
声をかけようとした体制のまま、どうしたものかと三人とキングを交互に見ているソウジ。
蚊帳の外の彼女にとって、最高に気まずい空間の完成だった。
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阿伸メトリ(プロフ) - YUKIさん» 投票確認致しました。ありがとうございます！ (4月29日 7時) (
レス) id: 958f0a5e6a (このIDを非表示/違反報告)
YUKI(プロフ) - コメント失礼します！アンケートは�，離屮鵐屮鵑�見たいです！！いつも楽しく見させてもらってます！頑張ってください！ (4月28日 10時) (レス) @page44 id: 5825403805 (このIDを非表示/違反報告)
阿伸メトリ(プロフ) - さーやさん» 投票確認致しました。ありがとうございます！ (4月27日 17時) (レス) id: 958f0a5e6a (このIDを非表示/違反報告)
さーや(プロフ) - コメント失礼します。アンケートは�，硫ζ擦離屮鵐屮鵑�見てみたいです。更新楽しみにしています。頑張ってください。 (4月27日 12時) (レス) @page44 id: e67a2619ed (このIDを非表示/違反報告)
阿伸メトリ(プロフ) - 紫音さん» ありがとうございます！投票、確認させて頂きました。楽しんで頂けているみたいで、すごく嬉しいです！自分と相談しながら、この調子で頑張ります！ (4月27日 8時) (レス) id: 958f0a5e6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：阿伸メトリ | 作成日時：2024年1月10日 20時
