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9話 ページ10

舌打ちをしてしまいたくなる。


それぐらい一ノ瀬先輩は上手く、歯が立たない。


楓「はぁっはぁ、、」


僕は膝に手を置いて、肩で息をした。


A「よしっ、休憩するか!」

先輩はパンっと手を叩いた。


葉月「そうだな、、オレも疲れてきた」


嘘つけ、、全然汗かいてない癖に、、


楓「、、どうやったら上手くなれるんでしょうか」


独り言のような音量で僕は呟いた。


A「、、焦らないことだね。小さな努力を積み重ねいったらいつか、目標にたどり着いてるはず」





先輩はそう言って、転がっているボールをリングに向かってシュートした。

ボールは綺麗な弧を描いてリングに入った。


やっぱり、先輩はかっこいいや、、




-----------------


一ノ瀬先輩が塾で帰ったあと、僕らは二人きりになった。


A「結構暗いね、送ってくよ」


先輩は笑ってそう言った。

僕、先輩のこと全然しらないや、、
せっかく二人きりなのに何も話題が出てこないのがその証拠。

いきなり足を止めた僕を不思議に思った先輩は、後ろをふりむいて言った。

A「楓くん、、?」


楓「、、先輩」


A「ん?」

一ノ瀬先輩がいるかぎり、二人きりになれる時間なんて多分もうこない。

僕は小さく息を吸った。

楓「僕がもし、、先輩のことが好きって言ったらどうします、、?」


A「それって、恋愛としてってこと?」


同意も否定もしない僕を見て、先輩は口を開いた。


A「、、分からない、かな。楓くんのことよく知らないし」



楓「先輩」





楓「僕、付き合ってからお互いを知っていくのもアリだと思ってるんです」

いきなり饒舌になる僕に先輩は驚いている。

僕はもう一度口を開いた。





-----「さっきの質問のもしもが本当だって言ったらどうします?」

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子羊 - 葉月くんって設定では読み方が「はずき」ですが月なので正しくは「はづき」だと思います。細かくてすみません。 (2018年6月22日 20時) (レス) id: 2012df93f8 (このIDを非表示/違反報告)
かをる。(プロフ) - ナツ、さん» 返信遅くなり大変申し訳ありません(>_<)オチの件ですが、了解しました!これからもよろしくお願いします。 (2018年3月13日 21時) (携帯から) (レス) id: 32b6533673 (このIDを非表示/違反報告)
ナツ、 - 更新頑張ってください( *´艸`)あの突然なんですが,だれオチとかって決まってますか?決まってなかったら一ノ瀬オチにしてほしいです!お願いします(._.) (2018年3月1日 22時) (レス) id: 1e25c12e21 (このIDを非表示/違反報告)
かをる。(プロフ) - 月乃さん» コメントが更新の励みです(>_<)ありがとうございます。 (2018年2月11日 15時) (携帯から) (レス) id: 32b6533673 (このIDを非表示/違反報告)
かをる。(プロフ) - なささん» ありがとうございます。すごい亀更新ですが、速められるように頑張ります! (2018年2月11日 15時) (携帯から) (レス) id: 32b6533673 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かをる。 | 作成日時:2018年1月21日 11時

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