☆9 ページ9
9
『あ、小瀧!』
望「ぅえ!?ど、どうしたん?」
『…大丈夫?』
望「う、うん!ごめんごめん。」
やっぱりなんかおかしい
ま、いっか。
『小瀧、教室先に行って。私保健室寄ってから行くから。』
一緒に入って誤解されたくないだけだけど。
望「あ、あぁ、うん!分かった。気をつけてな。」
『ふふっ、何に気をつけんの?』
おっと、笑ってしまった。
『じゃ、また』
望「………おう。」
あー膝痛いなぁ
早く手当てしやな。
『すみませーん。失礼しまーす!』
重「今先生おらんで〜!」
『うわっ、びっくりした…』
今日どれだけびっくりさせられんの…
しかも重岡かよ
重「あれ、Aちゃんやん。どうしたん?」
なんで皆私の名前覚えとんの!?
怖いわ
しかも怪我しとんの見られるとか…
あんま関わりたくないし、パッと答えてパッと手当てしてパッと帰ろ。
『あー、ちょっと、膝怪我したんよ。』
聞くなよ?
掘り下げんなよ?
重「なんで怪我したん?」
やっぱ聞くよねーははは
『ちょっと…自転車でコケたっていうか…』
重「え?!大丈夫?他のとこは?怪我ない?」
うおっ、近!
はー近くで見るとコイツも綺麗な顔してるな
『あ〜…うん大丈夫。ありがとう』
重「めっちゃ痛そうやな…よし!俺が手当てしたろ。」
『…はぁ!?』
192人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Reo* | 作成日時:2019年7月5日 16時