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「おはよー!」
はぁ…また来た月曜日。ほんっとに憂鬱。
なんで皆そんなに元気なんやろ?
「授業だりぃなぁ。」
あ、それ、同感。
1限目から世界史はダメやろ…寝るっての。
「きゃぁぁぁ!来たよ!望!」
「まって!神山くんもだ!」
「重岡くんと中間くん、また一緒に登校してる〜!可愛い〜!」
「流星クールだよね〜イケメン!」
「ねぇ!濱ちゃんと照史も来たよ!」
チッ、月曜日も来たけどコイツらも来たか…。
てか、一気にうるさくなるからいっぺんに来んのやめてくんないかな?
こっちは朝の大事な睡眠時間中だというのに。
望「おはよぉ〜!」
「望!おはよ!なぁ今日私な…」
「望ぅ〜愛してる〜w」
「今日は私とご飯食べてくれるんだよね、望!」
うるさい…
智「おはよー」
「あー!神山くんも来たぁ〜!」
「ね、智洋!今日私とデートしやん?」
「ずるい!私も!いいお店見つけたから!」
あぁ…うるさい…
照「おっはよー!」
「照史だぁ〜!」
「今日は私の話聞いて!2人きりでな!」
「桐山くん、今日お弁当作ってきたんだ!」
………
濱「非常におはようございます!」
「あっ、濱ちゃん!もう何やしそれ〜ww」
「今日のバスケ、絶対決めてな!」
「私も応援しとる!絶対かっこいいや〜ん崇裕!」
…ああ、もうええわ。
トイレでも行こっかな。
うん、そうしよ。
でも教室出るには、小瀧と神山か濱田と桐山のところを通らなあかんのか…
どうしよ。
「お〜照史〜!小瀧〜!ちょっと来て〜!」
え、神?
照&望「は〜い」
よし、これで1人減った。
まだ1人ずつ残っとるけどしゃーない、トイレに1番近い神山がおるドアから出よ。
サーっと行ったらキャアキャア言っとる女子に睨まれることも無いやろ。
よし。
「…あ、ねぇA。今日私たち智洋とデート行きたいから帰りの掃除やっといて。」
「いーね!あんた陰キャだし断る権利ないから!」
「マジ草。ま、よろしくね〜。」
『…はい。』
あーくっそ見つかった。
確かにあの性悪オンナの言う通り陰キャだから断る権利ないんだけど。
アイツらの掃除場所中庭だったっけ…。
だる…。
てか!神山止めてくれてもええんちゃうの?
期待はしてないけどね。
もうこのままトイレでサボろうかな。
はぁ〜……
『学校嫌い…』
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作者名:Reo* | 作成日時:2019年7月5日 16時