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『え?あいつって誰…』
重「大丈夫大丈夫。見とってみ」
何が大丈夫なん?
てか、ほんまに誰…!
確実にこっちに来とるやん!!
やば…見つかる…!
重「…じゅんたぁ〜!おはよぉ〜」
淳「うわっびっくりした!ってやっぱりお前か。重岡。」
『あ…え…?』
中間淳太…
そういえば重岡とめっちゃ仲良いって聞いたことあるな。
というか…
なんで最近会いたくないやつらとこんなに会うん!?
説明して!神様!
淳「あれ、Aちゃんもおるやん。どうしたん?」
重「保健室で偶然会って、この階まで競走してきた!」
淳「また廊下走ったんか…重岡が何かする度に先生に小言言われんの俺なんやからな!ほんまに…。」
重「じゅんた〜許して〜」
…なんか、バカップルの会話聞いとるみたいやな。
もうええやろ。
そーーーっと帰ろ。
『………』
重「あ!Aちゃんが帰ろうとしとる!」
『ちょっと、手離して…』
重岡に見つかったか…
でも、真面目な中間なら多分帰してくれるはず…!
淳「今日は先生達が会議でSHR遅れるらしいし、久しぶりに会ったからもうちょっと話せえへん?」
うそやん…
てか…
話したくねえよこっちは!
とはさすがに言えない!
でも教室行って荷物置いて寝たい!
『あー…ごめん。私ちょっと用事あるんよね〜(棒)てことで、重岡手離して…』
重「え、絶対嘘やん。めっちゃ棒読みやったで今。」
ぐっ…
『だって嘘つくの嫌いなんやもん』
淳「めっちゃええ子やん。で、お話しよ!」
あとなんでこんなに私と話したいんやろ?
重「淳太、Aちゃん大好きやな〜」
淳&A『「は?」』
はー重岡ほんま何言ってんの
『冗談はやめな、重岡。私教室行くわ。荷物重いし。じゃーね』
今日はなんか濃い朝やったなぁ
一限目なんやったっけ…あ、現代文か。眠。
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重「あら〜Aちゃん行っちゃった。淳太チャンスやったのに!」
淳「…うっさい」
重岡と中間がこんな会話をしていたなんて、私はもちろん知らない。
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作者名:Reo* | 作成日時:2019年7月5日 16時