まって、私モテてんの？！3

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男女混合リレーは1番貰える得点も高いだけに、毎年物凄い注目される競技。


まさか私が出るなんて思ってなかったけど、


折角出るなら、しかもこのメンバーでなら、絶対1位取ったる。


初めて、こんなこと思ったけど。


走順は練習の時と変わらず、智洋→紗英ちゃん→望→私→崇裕


バトンパスは崇裕といっぱい練習したから大丈夫なはず…



他の杞憂は、A組のあの2人だけ。


私と関城さんが同じ走順やからちょっと怖いけど…


いや、考えすぎかな。


Bの方が足速いし！大丈夫！



｢それでは、男女混合リレーを始めます…位置について〜よーい、ドン！｣



よし、始まった！


最初は智洋やな。


うん、安定して速い。今は…2番手か。ええ所につけてるな。


中間が3番手…かな？大分競り合っとるけど、頑張ってんな。



よし次！おわ、パスめっちゃ上手いこといった！


紗英ちゃん…！あーやっぱり速いな。



え？佐藤さんも結構速い！ちょっと距離詰められたっぽいけど、紗英ちゃんの方が全然速いから大丈夫。





2番手のまま、次は望！


大丈夫、望めっちゃ速…まって、B組流星出してきた


おぉ、めっちゃいい勝負してるやん。





よし、次は私。全力でやってやる。



望｢A！頑張れ！｣


ﾊﾟｼｯ



よっしゃ、上手いこといった！


このまま、後は崇裕のとこまで…


『…っ！』


ﾊﾞﾀﾝｯ！







は…コケた…？




つーか今、なんか足引っかけられたような…


関｢…ふっ笑｣


あ、こっち見て笑っ…


濱｢…A！｣




ブチ





照｢あ、やばい、Aキレたかもしれん｣


あっくんがそんなこと呟いとるなんて全く知らず、



とにかく腹が立ってた。



何も考えられんくらい、怒りが込み上げてきた。





『はっ、ふざけんなよ？他の奴らにも迷惑かけるとは…いい度胸してんな。』


私だけなら何も思わへんけど、


リレーは他のみんなも頑張ってんねん。



腹立つ



立ち上がっとる間にどんどん抜かされてく。


2-Bの他の生徒からの野次も聞こえる


でもみんな忘れてない？これ、100mあるんやで？


『…楽勝』

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