雨が音色を奏でる日 ページ6
※平塚くんもいる設定で書いてます。
Ryusei.
今日はすこぶる天気が悪いらしい
朝起きて一発目に聞こえてくる雨の音。
その大きさでどれほど雨が酷いのかが分かる
今日はクリエＧのみんなとお仕事
雨と知って思い浮かんだのはそのメンバーの1人
「檜山くん、大丈夫かなぁ」
偏頭痛持ちの檜山くんの心配をしつつ、
家を出て楽屋へと向かった。
楽屋につくとやっぱり顔色の悪い檜山くんがいた
いつもは1人でソファとかで寝てるんだけど
今日はうっちーくんにもたれて寝てる
「おはよう、檜山くんやっぱりだめ？」
湧「おはよ、うーんだめっぽいねぇ」
「そっかぁ…」
青「心配だよね…大丈夫なのかな…」
時折ぎゅって顔を顰めてうっちーくんの手を
握る檜山くんがただ心配だった。
「檜山くん、撮影始まるけどいけそう？」
檜「ん…いく」
「無理そうだったらいつでも言ってね？」
檜「大丈夫」
先輩だからってどこか強がってるような気がして。
それがまた不安で、頼ってくれてもいいのに
なんて思うけど檜山くんはそれが苦手だから。
撮影が進むにつれ顔色も悪くなっていく檜山くん
少しでも楽なようにって俺にもたれれるように
したら素直にもたれてきてくれたから、
相当しんどいんだろうなって。
「あともうちょっとだよ、」
檜「うんっ…」
やっとカメラマンさんからOKがかかって
お疲れ様と言い合いながら、気を緩める中、
頭を抑えてしゃがみこんでいる檜山くんがいた。
「檜山くん、よく頑張ったね」
檜「りゅせっ…」
って、頭を抑えつつ俺の方に手を伸ばす檜山くんの
その手をそっと繋いで背中を撫でる。
湧「よく頑張ったな、檜山」
内「もう大丈夫だよ、一緒に休もーねっ」
平「ひやまー聞こえる？頑張ったなぁ」
青「お水買ってくるから待ってて」
陸「頑張ったよ檜山、えらい」
安「俺、楽屋まで運ぶよ」
各メンバーが色んな心配の声やらをかけつつ、
頭を撫でたり手を握ったり支えになったり。
それに素直に甘えている檜山くんは幼く見えて。
普段、このメンバーの中で特に落ち着いていて
大人びている檜山くんだけどやっぱり、
俺らの中じゃ最年少なんだからさ。
もっと頼ってもいいんだよ＿＿
end.
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作者名：叶愛 | 作成日時：2022年9月10日 11時
