よくわからん第十二話 ページ23
「オール……小汚っ！？ なんですかあなた！？」
お前がなんですか、と言いたいのをぐっと堪える。入試などで連日忙しかったお父さんとの記念すべき初の登校デートを、よりにもよって今日の初めてを邪魔すんなアバズレ。[自主規制]ね。……おっと失礼。
「彼は今日非番です。授業の妨げになるんで、お引き取りください」
ﾊﾟｯﾊﾟｯと上下に手を払う相澤先生モードのお父さん。
「オールマイトに直接お話伺いたいのですが！！」
「あなた小汚すぎませ……ヒッ！？ いま何かが私をっ！！」
あ”ぁ”んっ！？ なんか言ったかくそポニテ！？ 腕を見るにNHAのアマだな！！ NHAから国民的ヒーロー()を守るために……そうだな、お前の[自主規制]を[自主規制]して[自主規制]になるまで[自主規制]するか！！ とにかくﾌﾞｯｺﾛｼﾃﾔﾗｧ！！ NHAを、ﾌﾞｯｺﾜｽ！ ……おっと、爆豪が私に乗り移ったようだ。女性の個性だろうか？
「なんか見たことあるよーなないよーな……」
オールマイッオールマイッと騒ぐマスコミ、ううん、マスゴミにはもううんざりだ。
オールなんたらが雄英の教師に就任したというニュースは全国を驚かせ連日マスゴミが押し寄せる騒ぎになっていて、だからお父さんがデートの誘いをしてくれたことは重々承知だ。
だが、もう堪えられない。
私はお父さんや周りの大人にバレないように気をつけながらギロリとNHAの女性だけを睨み付けた。
バレていない筈なのに、注視されていない筈なのに、途端にざわっ、とマスゴミが私を見た。ﾁｯ、もうか。唖然とする一同がカメラを構える前にしーっ、と人指し指を唇に当てて微笑んで魅せた。
女性が完全に萎縮して動けないことを目視した後、個性を使って魅了を次々と解いていくお父さんの腕を引っ張って校門をくぐった。
明らかに冷静さを欠いていた。お父さん、いや相澤先生もそう思ったらしく、教室と職員室とで別れるまでの廊下、苦々しい顔でコツンと小突かれた。
個性を使っていない時、もしくは無意識に使おうとしている時以外、私はお父さんに守られている。
続く (更新停止中)
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ログインしていない系作者 - ＡＲＵＰＡＫＡさん» コメントありがとうございます！ 好きどころではなく愛されるよう死力を尽くします！ 更新らしい次の更新は多分来年になります、すみません。気長に待っていただけたらな、と思います。(怠惰系作者) (2019年12月9日 20時) (
レス) id: 87dbb62b29 (このIDを非表示/違反報告)
ＡＲＵＰＡＫＡ - 好きです！次の更新待ってます！ (2019年12月7日 11時) (レス) id: f3d3ee67c0 (このIDを非表示/違反報告)
ログインしていない系作者 - ベルさん» コメントありがとうございます！ さらに好かれるように精進致します！！ (2019年9月13日 18時) (レス) id: 87dbb62b29 (このIDを非表示/違反報告)
ベル(プロフ) - ログインしていない系作者さん» 好きです！ (2019年9月8日 8時) (レス) id: 5a526b3f59 (このIDを非表示/違反報告)
ログインしていない系作者 - 最強チートになりたい！！！！さん» コメントありがとうございます！ 面白いと仰って頂けて幸いです。(ノリ悪い系作者) (2019年5月19日 19時) (レス) id: 87dbb62b29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ログインしていない系作者 | 作成日時：2019年3月22日 2時
