第二話 ページ3
雄英高等学校ヒーロー科、今年も倍率300越え、か。今年の偏差値は79、例年より高いけれど模試じゃA判定もらえたし……。
よし。
私はスマホを片手に2月26日8:40現在のトップ記事を見ていた。9:00からが一般入試実技試験だ。
はやる気持ちを抑えつつ、スマホをポケットに収めH型の校舎へと歩を進めた。……歩きスマホダメゼッタイ。ヒーロー志望なのだし、余計ね。
他の受験生を待つこと20分。
「今日は俺のライブにようこそー！！！ エヴィバディセイヘイ！！！」
山田さんこと、プレゼントマイクがテンション高く話し始めた。
「Yokoso〜！」
耳に手を当て反応を求めていたようなので、仕方ない、とノッてあげた。
周囲から視線を感じつつも、真顔を保つ。
「っ、受験番号1013のリスナー、サンキューな！ 実技試験の概要をサクッとプレゼンするぜ！！ アーユーレディー！？」
YEAHH、と今度は私の他にノッてくれる人も現れ始める。
というかプレゼントマイク、私がいることに動揺しすぎだ。
大方、イレイザーヘットの推薦で入るんじゃなかったのか、とか、個性は大丈夫なのか、とか考えてるんだろう。
YEAHHというときに腕を高く上げ、さりげなくブレスレットを見せつけて大丈夫なことをアピールする。
ほっとしたことが見え隠れしていて公私の区別がついていないように思うが、私の場合個性がアレだからばかにならない。
話が長いからすっとばすと仮想敵を動けなくすればいいらしい。
しかし、この内容だと救助が関係ないし、敵を行動不能、つまり破壊、機械でなかったら殺人に値することしてもいい、ということで……敵も受かるんじゃないかと思うがどうだろうか。
更に言わせてもらえば、機械に対してだけは無敵で、他には何にもできない、などの個性を持つ人がいたとして、合格になるのだろうか。
逆に機械相手には使えずとも人間相手にはとても強い個性の持ち主がいたとして、それも「運も実力のウチさ！」とか言って不合格にしてしまうのだろうか。
もし、そうだったのなら不合理極まりないが……。
途中、質問をする眼鏡くんが私にブレスレットなどアクセサリーの着用は如何なものか、とかなんとか飛び火がやばかったけれど山田さんが誤魔化してくれた。
よし。
実技試験、がんばるゾ。
ラッキーアイテム
論文
ラッキーキャラクター連想
掘須磨大付属中学校出身
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 140人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ログインしていない系作者 - ＡＲＵＰＡＫＡさん» コメントありがとうございます！ 好きどころではなく愛されるよう死力を尽くします！ 更新らしい次の更新は多分来年になります、すみません。気長に待っていただけたらな、と思います。(怠惰系作者) (2019年12月9日 20時) (
レス) id: 87dbb62b29 (このIDを非表示/違反報告)
ＡＲＵＰＡＫＡ - 好きです！次の更新待ってます！ (2019年12月7日 11時) (レス) id: f3d3ee67c0 (このIDを非表示/違反報告)
ログインしていない系作者 - ベルさん» コメントありがとうございます！ さらに好かれるように精進致します！！ (2019年9月13日 18時) (レス) id: 87dbb62b29 (このIDを非表示/違反報告)
ベル(プロフ) - ログインしていない系作者さん» 好きです！ (2019年9月8日 8時) (レス) id: 5a526b3f59 (このIDを非表示/違反報告)
ログインしていない系作者 - 最強チートになりたい！！！！さん» コメントありがとうございます！ 面白いと仰って頂けて幸いです。(ノリ悪い系作者) (2019年5月19日 19時) (レス) id: 87dbb62b29 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ログインしていない系作者 | 作成日時：2019年3月22日 2時
