31話 ページ32
ﾈｽﾞﾐ「それと！メイヴィス！！
お前が生きていたことも海軍本部へ報告してやる！！」
情けなく、泳いでいった海軍
ｻﾝｼﾞ「すごいことになるってよ」
ﾙﾌｨ「なんでおれが海賊王になること知ってんだ」
ｿﾞﾛ「そうじゃねぇだろバカだなお前」
ｳｿｯﾌﾟ「おいどうする！？
マジですごいことになったらどうする！？」
『生きてたからなんだってんだ
アタシの生活は変わんねぇよ』
アーロンパークが滅んだ事で、
村の住民達は解放されたことを喜んだ
『うぎぁあ！！！無理無理！！ギブ！！！』
ｿﾞﾛ「うぎゃぁぁあああ！！！！」
ｻﾝｼﾞ「まだやってるよ」
ｳｿｯﾌﾟ「そりゃそうだ、全治2年だと普通なら」
ｻﾝｼﾞ「それで動くんだからイカれてるぜあいつ」
ｳｿｯﾌﾟ「あの女も化け物じみてるよな…
普通折れた足で走れねぇだろ…」
ｻﾝｼﾞ「"あの女"呼ばわりすんな
あの人はメイヴィス・Aさんだ！！」
「バカモンが！！
こんな大傷自分で処理しおって！！
お前らの船にゃ"船医"もおらんのか！？」
ｿﾞﾛ「いでで……」
「お前もじゃA！！
身体中骨折と打撲、切り傷刺傷だらけで
あんな走り回って無茶しおって！！」
『ちょ！！痛いって！！マジで！！！
すみません！！もうちょい優しく…！！』
また夜がやってきた
波は今日も静かだった
島をあげた盛大な宴はその夜も
また次の夜も終わることはなかった
人々は今のために生きたのだ
笑うために生きたのだからーー
ｹﾞﾝ「ベルメールよ…
お前の娘達は実にたくましく立派に育ったよ…
まるで生前のお前を見てるようだ…
それにAも…今日までお前の娘達を守ってくれた…
お前への恩返しだと、全く関係の無いこの島を
10年もの年月を費やして…
お前の部下らしい…勇ましい娘だ…
我々はこれから精一杯生きようと思う
あまりにも多くの犠牲の上に立ってしまった
だからこそ精一杯…バカみたいにな…
笑ってやろうと思うのだ…！！」
『ﾌｯ…聞こえてますよ、ゲンさん
アタシは別に間違ったとは思ってません
恩師の宝は…守るべきものですから』
ｹﾞﾝ「…海兵の小娘がよくぞここまで…」
『やめてください、昔の話です
それに…ベルメールさん以外…
私は正義だと感じることが出来なかった』
ｹﾞﾝ「お前さんの信念に生きるがいいさ」
『そうします』
突然聞こえた声に2人ともビクッと肩を上げる
両手に肉を持ったルフィが立っていた
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作者名：白銀幸成 | 作成日時：2020年4月24日 1時
