25話 ページ26
ｱｰﾛﾝ「おいハチ！！起きろ！
いつまで寝てやがる……！！」
ﾊﾁ「ンニュー！！！
おれ様を"六刀流のハチ"と知っているのかァ！
貴様ら人間など天地がひっくり返っても
このオレには勝てねぇんだぞォ！！」
『てめぇ…！調子乗ったことを…！！』
抜刀し、すかさず斬りかかる…が、
ｱｰﾛﾝ「同胞に何しようとしてんだぁ？
おめぇも仲間だっただろう？
刀はお前の方が強かった事は事実だがなぁ！！」
『ぐっ…！』
アーロンに首を掴まれて圧迫される
息が出来ずもがく度に、アーロンが嗤う
ｱｰﾛﾝ「てめぇの強さもこんなもんか？
シャハハハハ！おれが過大評価してたらしいな！
所詮人間など、この程度だ！！」
『言、わせておけば…！』
一瞬にしてアーロンの手から逃れると納刀し
1歩で間合いに入り、下から顎目掛けて蹴りあげる
不意打ちを食らったアーロンの顎は上がる
その隙に足を狩ってバランスを崩す
完全に体重が後ろへと傾いたアーロンに
叩き込むように鳩尾へかかと落としを繰り出す
ｱｰﾛﾝ「ぐっ……！？」
『てめぇのせいで無駄な報酬まで付いたから…
披露って形で返してやるよ、ひとつ残らず！！』
ｱｰﾛﾝ「…そうかい…お前ならやりかねねぇなぁ…
お前の危険度は全員知ってるさ！！」
アーロンの懐に再び飛び込んだAだが、
膝蹴りをガードした途端、上から拳が降る…
『かは…っ！！』
このままじゃまずいと判断したAは
咄嗟に数メートルの距離を取る
ｱｰﾛﾝ「やはりお前の身体能力は並の人間じゃねぇ
その能力を手放すのも惜しい…
いくら積んだらここに残る？
一億くらい、簡単に出してやるよ！！」
『！！てめぇ…！！
アタシは残らねぇし！ナミは解放させる！！』
ｱｰﾛﾝ「ナミみてぇに金じゃ動かねぇってか？」
『！？ナミを侮辱すんなぁ！！！』
ｿﾞﾛ「"六刀流"か、くだらねえ…
一体何が凄いんだ！？
これだけは言っとくがなタコ！！
おれには会わなきゃいけねぇ男がいるんだ…
…そいつにもう一度会うまでは…
おれの命は死神でも取れねぇぞ！！！
ヨサク、ジョニー…てめぇらの魂…！おれに貸せ
見せてやるよ"三刀流"」
ｻﾝｼﾞ「なーんだ…
あいつのパンチが40段なら
いつもくらってたクソジジイの蹴りは
400段だな」
ヨサクとジョニーが投げた剣を受け取り、
しなやかな身体運びでハチの剣を躱すゾロ…
ｿﾞﾛ「三刀流…刀狼流し！！！」
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作者名：白銀幸成 | 作成日時：2020年4月24日 1時
