18話 ページ19
Aは一人、アーロンパークの門を叩いていた
『…アーロンに合わせろ』
「誰だ！？」
『…メイヴィス・Aだ…！
いいから早く通せよ…！！』
「おいおい…そう怒ってどうしたよA…」
姿を現したアーロンに掴みかかる勢いで捲し立てる
『約束はどうした！？死んだって何だ！？
どうしてナミがアンタの刺青を彫ってんだ！！
アタシがいつアンタと約束破ったんだ！！』
ｱｰﾛﾝ「落ち着けよ、よく帰ってきたじゃねぇか
歓迎するぜ？A…ひとまず、
"グランドラインからの生還"おめでとう」
『そんなとこはどうでもいい…！
なんであいつがここにいるか聞いてんだ！！』
ｱｰﾛﾝ「ナミは自分で望んでここに居るぜ？」
『アンタが何か吹き込んだんだろ！？
そうでなきゃナミはこんな所に…！』
ｱｰﾛﾝ「そうだな…強いていえば…
お前がグランドラインに入った時、
風の噂で死んだらしいと聞いてなぁ…
ココヤシ村ではお前は死んだことになってるぜ？
まさか本当に生きてるとは思わなかったがな！」
『…！？』
まさか…そんなことが…！？
悔しさと申し訳なさと色々混ざって
アーロンをぶん殴りたい気持ちを必死に堪える
ｱｰﾛﾝ「おい同士達よ！！Aが帰ったぜ！
盛大に迎え入れてやれぇ！！」
「Aが帰ったぞ！！」
「さすがアーロン一味の"戦闘員"！！」
「やっぱり"最高幹部"の一人だよな！！」
『…っ…！』ﾊﾞｻｯ
上着を脱げば白い肌によく映える赤色…
アーロン一味"最高幹部"
幼い頃に入れた、消えない烙印…
左の鎖骨からジリジリと熱を感じる
他人には決して見せたことの無い屈辱の証
耐えてきた限界が一気に崩壊する音を聞いた…
『くそっ…』
ﾙﾌｨ「ウソップーーっ！！！
お前これナミにやられたのか！？」
ｻﾝｼﾞ「いや、すまん…それはこいつとおれが…」
ｿﾞﾛ「お前だよ」
ルフィが到着したことに安堵し、
サンジを見て怒りを露にしたウソップ
ウソップは先程のナミの行動には訳があると話す
ﾉｼﾞｺ「無駄だよ、あんた達が何をしようと
アーロンの統制は動かない」
ﾙﾌｨ「誰だ？」
ｳｿｯﾌﾟ「ナミの姉ちゃんだ」
ｻﾝｼﾞ「ンナ！ナミさんのお姉様！
さすがお綺麗だ〜〜！」ﾒﾛﾘﾝ
ｿﾞﾛ「無駄ってのはどういうことだ？」
ﾉｼﾞｺ「お願いだからこれ以上この村に係わらないで
いきさつは全て話すから大人しくこの島を出な」
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作者名：白銀幸成 | 作成日時：2020年4月24日 1時
