16話 ページ17
海上レストランバラティエにて
念願の"海のコック"サンジを仲間に引き入れ
船はゆく…天気は良好だ
いつまでも感動の涙が止まらないヨサクに苦笑しながら
次なる航路の恐ろしさと
グランドラインの恐ろしさを聞かされる
『…七武海』
ﾖｻｸ「簡単に言えば世界政府公認の7人の海賊達」
ｻﾝｼﾞ「何だそりゃ、何で海賊が政府に認められるんだよ」
そうだ…あいつらは恐ろしく強い…
権力も実力も備えた奴ら…
ヨサクの話にAの顔が険しくなる
ﾖｻｸ「何を隠そうゾロのアニキを討ち敗かした
あの"鷹の目のミホーク"も！！
王下"七武海"の一角を担う男なんです！！」
ヨサクの話に集中力の乏しい2人は
魚人の絵なんかを書いたりして遊んでる
ﾖｻｸ「今あっしらがむかってるのは
"アーロンパーク"！！！」
『…！』
心配無用だと言わんばかりにメシにしようと言い出すサンジ
それに乗っかるルフィとヨサク…
ｻﾝｼﾞ「Aさんは？何食いたい？」
『…なんでもいい』
ｻﾝｼﾞ「了解です…」
アーロンパーク…かつて彼女はここに行ったことがあった
それも何年も昔の話だが…
緊張と不安の色を浮かべながら、
じっと海を見続けていた…
一方、目が覚めたウソップはノジコという女から
ナミがアーロン一味であること、
ここがナミの家であること、
そして目の前の女がナミと義姉妹であることを知った
船が帰って来ればOKと言うウソップに
目前にあるゴーイングメリー号を指差すノジコ
だが動こうとしないウソップに疑問を抱く
ｳｿｯﾌﾟ「…仲間が一人…
運悪く魚人に捕まってたことを忘れてた…！
あんにゃろすでに死にかかってるからなー
魚人挑発して殺されてなきゃいいが…」
その予想は的確に当たっていると言えるだろう
殺されてはいないようだったが…
捕らえられたゾロはアーロンの後ろにいる女に驚く
ﾅﾐ「そのバカみたいな持論は聞き飽きたわアーロン」
ｿﾞﾛ「！！？な…」
ｱｰﾛﾝ「…そう怖ぇカオすんな！お前は別さナミ！
我らがアーロン一味の誇る有能な"測量士"だ
実に正確ないい海図を作ってくれる！！
どっかの死んだ女とは大違いでなぁ！」
ﾅﾐ「…！！
…あんた達とは脳ミソの出来が違うの、当然よ！」
ｿﾞﾛ「測量…！？…おいナミ！
何でお前がコイツらと仲良くやってんだ…！！」
ナミの本性を見たゾロ
だがアーロンの言葉で
ナミの表情が変わったのを見逃すゾロではなかった…
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作者名：白銀幸成 | 作成日時：2020年4月24日 1時
