剣士女と波乱の海 (ページ16)

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15話ページ16

『それが片付いたら…また誘ってくれよ』

ドゴォン！！！

ｻﾝｼﾞ「うわぁっ！」

外にはパンザメに噛まれた男が…

「ルフィの兄貴…！」

ﾙﾌｨ「なんでお前1人なんだ！？

あいつらは！？ナミは！？」

『…』

話を聞いていれば、行き先くらい予想がつく

ルフィはすぐにでも出発するらしい

ﾙﾌｨ「A！ナミの所行くんだろ！？

一緒に来い！！」

『サンキュ、ルフィ！』

ｻﾝｼﾞ「待てよ…おれもいくよ、連れてけ」

「サンジ…お前…」

ｻﾝｼﾞ「付き合おうじゃねぇか"海賊王への航路"

バカげた夢はお互い様だ

おれはおれの目的の為にだ

お前の船の"コック"…おれが引き受ける

いいのか？悪ぃのか？」

ﾙﾌｨ「いいさ！！！やったーーっ！！！」

「遅いっすね、コックの兄貴」

『あいつにも思い入れがあんだから

もうちょい待ってやれよ』

「きた」

歩いてきたサンジの背後から

パティとカルネが攻撃を仕掛けるが

いとも容易くねじ伏せられる

ｻﾝｼﾞ「行こう」

ﾙﾌｨ「？いいのか？…あいさつ」

ｻﾝｼﾞ「いいんだ」

ｾﾞﾌ「おいサンジ…カゼ…ひくなよ」

ｻﾝｼﾞ「…！！！オーナーゼフ！！！

……長い間！！！くそお世話になりました！！！

この御恩は一生…！！！忘れません！！！」

『…いい船出だな』

涙を流しながら別れを惜しむコック達

そしてサンジもまたとめどなく溢れる涙を拭う

ｻﾝｼﾞ「また逢おうぜ！！！クソ野郎ども！！！」

ﾙﾌｨ「いくぞ！！出航！！！」

…