アネモネを君に_2 (ページ49)

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『そろそろ寝よっか』

結局あの後、お風呂から上がってから約2時間、ずっと少クラをみてた

アイドルしてる光成はカッコいいなって思いながら見てた

ごめんね、あんま映らなくてって言われたけど、そんなことない

端っこに映る君しか私には見えなかったから

「そだね」

『リビングに布団敷く？』

「んー…」

『どしたの』笑笑

「光成の、ベッドは、だめ？」

『……いいよ。おいで』

「ありがとう」

「あ、そゆことか」

『俺1人で寝てないんだよね。だから、俺のベッドとかなくて…ごめんね』

「全然！じゃあ下行こっか」笑笑

『うん』笑笑

『よし、今度こそ寝よ』笑笑

「うん」笑笑

光成はあったかい

すごいいい匂いする

それに、2人から同じ匂いがするのはすごい落ち着く

『A』

「ん？」

距離が5センチもないくらいで目が合う

ゆっくり吸い込まれるように、近づく光成の顔

「んっ…」

『あのさ、』

「ん？」

『我慢するつもりだったけど、無理っぽい。いい？』

「いいよ」

途端に降り注ぐ光成からの愛情

その日、私たちは１つになった