アネモネを君に_2 (ページ42)

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「……私も大好き…」

『ありがと、ちなみにさ』

「ん？」

『リレーの前にダンスあるじゃん』

「うん」

『俺と踊ってくれませんか？』

「…！いいの…？」

『うん。踊ろ？』

「踊る！ありがとほんとに」

『マネさんにもちゃんと許可とったからさ』

「ありがとうほんとに。マネさんにまで許可とってくれてさ」

『高校は別でしょ？だから中学で思い出いっぱい作りたいんだ』

「光成くん…」

『じゃ、行くか』

「うん！いく！」

「おせぇよ！」

「ごめん〜！」『ごめんごめん』

「あとで教えてね♡」

「何もないから〜！」

「ほら、ダンス行くぞ」

「隼人とれいちゃんとゆあちゃ誰とするの？」

「俺は佐野と」

「あ、そーなの？！」『その組み合わせか…』

「私は鈴木」

「鈴木ってイケメン狙ったねまた」

「ダンスだよ？イケメンと踊りたいよ！学年1のイケメンAにとられたしね〜」

「ねぇそれは違う！」

『違くねぇだろ。彼女に否定されるのは悲しいよ？行くぞ』

「あ、うん」