アネモネを君に_2 (ページ36)

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「うわぁ…！！」『すっげ』

『めっちゃ綺麗だな』

「うん！！やばい！！」

『…あのさ』

「ん？」

『なんかあった？』

「え？なんで？」

『A、俺にあんまり本音言ってないでしょ？』

「…言ってる」

ｷﾞｭ

『俺は言って欲しいよ？迷惑とか思わないから』

「……ジャニーズなのに私と付き合ってていいの？」

『うん。俺Aのこと好きだし』

「ファンの人にはバレないの？」

『大丈夫だよ』

「でも誰が言うかわかんないじゃん」

『大丈夫だって』

「何を根拠に大丈夫って言ってるの？！私にはわかんない！」

『A』

「私、光成くんのこと好きだよ？でも、だからこそアイドルの光成くんの足引っ張りたくないの！グループもあるでしょ？！」

『…そこまで思ってくれてありがとう。でも、俺らのグループ寄せ集めだから、正直ちゃんとしたグループじゃねぇんだよ。だからグループは気にすんな』

「……光成くんはそんなことしか思ってなかったの？」

『……え、』

「私、もっとグループに対して責任持ってアイドルしてると思ってた。戻るね」

『……』