50 ページ4
「Aは檜山のこと好き？」
「好き。大好き」
「なら離すな。離れるな。絶対。もうAは大事な人失っちゃダメなんだよ」
「……わかってる」
「Aちゃんー？」
「あ、隼人ママ」
「今日どうする？家帰っても泊まってもいいよ。お姉ちゃん一人暮らししてるし服も部屋もあるけど」
「こいつ帰る」
「「え？」」
「何よ隼人あんた急に」
「でも、」
「A彼氏いるから泊まるな〜！」
「え！彼氏いたの！ごめんね、それは泊まっちゃ彼氏さんに申し訳ないよね、じゃあ遅くならないうちに帰るのよ」
「はい」
「母さんわかったからもういいよ」
「はいはい」
「隼人…」
「ん？」
「ぎゅーして？」
「は、」
「昔みたいにぎゅーして？それで慰めて」
「…それは檜山の役割だろ？」
「でも」
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
「はーい」
【夜分遅くにすみません。隼人くんの友人の檜山です】
「な？」
「うそ…」
「隼人〜！！お友達〜！！」
「あげて〜」
「どうぞ〜！」
『夜分遅くにすみません。お邪魔します』
「いーのいーの！私も今から夜勤だしね。看護師なの。ゆっくりしてって！あ、そこ上がって右が隼人の部屋ね」
『はい。ありがとうございます。お仕事頑張ってください』
「優しいわね。隼人にも見習ってほしいわ」
「母さんいいから！檜山早く来い」
『おう。お邪魔します』
「どーぞ〜」
ｶﾞﾁｬ
「光成…くん」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 167人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「少年忍者」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：クノイチ | 作成日時：2022年8月2日 12時
