じゅーいち ページ12
ま「Aこっち…」
『えっちょっ』
あいつらが手を振り上げた瞬間
まふが私の手をとって路地裏まで引っ張ってくれた
『ちょっとなにしてんの！？』
ま「ハァ…それはこっちのセリフだよ…」
そう言ったまふの声は
呆れてるような怒っているような声だった
ま「こんな時間にここを一人で歩くとか何考えてんの？
Aには危機感とかないわけ？」
まふの声はいつもよりトーンが低くて
ほんとに怒っているようだった
でも、いつもチャラチャラヘラヘラ
しているように見えて
こうやって真面目に怒ってくれるのが
嬉しかった
『えっと、ごめんなさい…』
ま「もー、ごめんなさいじゃなくて助けて貰ったから…？」
『あ、ありがとう…』
ま「はい、よくできました！」
そう言って私の頭を撫でたまふは
どこか大きく見えた
ま「あーっ！！もう可愛いなーっ」ﾜｼｬﾜｼｬ
『ちょっと！髪ぐしゃぐしゃになる！』
ウーン…やっぱり子供っぽいな
ま「あ、Aいい匂いする…」ｷﾞｭｰ
『は、離せーー！！』
ま「いや〜」
このやろ、体のどこにそんな筋力があんだよ…！
『ぬあああ！！離しやがれぇぇ！！』
ま「それは無理です」
これだけ暴れても逃げられないとか…
96ちゃんとはやっぱり違うな…
ﾑｷﾞｭｰ
もう体感じゃ30分経ったよ
『そろそろ離してくれませんか相川さん』
ま「名字で呼んだため却下」
め、めんどくせぇー
『まふ離して』
ま「それは名前ではありません」
つくづくこいつめんどくせぇな
『真冬離して』
ま「えーどうしよっかなー」
離す気ないだろこいつ…！
ｸﾙｯ
ま「ん？なーに？」
『いい加減にしろー！！』ﾎﾞｽｯ
ま「痛った！！鳩尾入った！」
どうだ私のパンチは！
ま「わ、わかった…離すから…」
あー自由に動けるって最高
ま「痛ったぁまだ痛いんだけど…」
お腹抑えながら私に頭を下げるとはいい気味だな、ハッ
さ「あーーいたーー！！」
そ「ってこれどんな状況」
う「路地裏で二人っきりって…」
げっ全員揃った…
さ「A大丈夫！？」
『うん大丈夫ー』
そ「まふになんかされてないよな」
なんか…抱きしめるのはまだ平気だよね
『…まぁなにも』
そ(最初の間何？怪しい…)
う「え、でまふは何なのどうしたこいつ」
うらたんの指の先には相変わらず
お腹を抑えているまふが
ま「A恐るべし…」
そ「は？」
う「は？」
さ「は？」
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小咲(プロフ) - えぇー！？マジで言ってますか？？？？え？と、とにかくありがとうございますっ！！ (2018年8月27日 13時) (
レス) id: afc2d3a6c6 (このIDを非表示/違反報告)
羽衣狐 - スゴすぎる も、も、しかして。あなたは、天才なのか！？ その、文章力 ください！ (2018年8月27日 12時) (レス) id: 0c0208d53f (このIDを非表示/違反報告)
小咲(プロフ) - ヴェぁぁぁぁ！！ありがとうございますっ！！めちゃくちゃ嬉しいです！頑張ります！ (2018年6月27日 17時) (レス) id: afc2d3a6c6 (このIDを非表示/違反報告)
茎若芽やけど(プロフ) - 小咲さん» 大丈夫です！予想通り16面白かったです！これからも更新頑張ってください！応援してます！ (2018年6月27日 16時) (レス) id: b1bee3d1dd (このIDを非表示/違反報告)
小咲(プロフ) - うわぁぁ！！すみません！すみません！直します！ご指摘ありがとうございます！ (2018年6月26日 17時) (レス) id: afc2d3a6c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小咲 | 作成日時：2017年10月29日 15時
