コチョウラン～その日を待つ～4 【学園アリス】 (ページ8)

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蜜「A…Aはうちんとこ来てくれる？」

私はいつもルカのいる組に入っていた

でも…今年は…

貴「ルカ…」

ル「行ってあげて」

貴「ありがとう」

私とよーちゃんは赤組に入ることになった

鳴「そっか…棗君がそういうつもりなら蜜柑ちゃんも学園にはすっかりなじんだことだし…」

鳴海？何言い出すつもり？

鳴「蜜柑ちゃんと小泉さん、棗君のパートナーをそろそろ交代ってのがちょうどいいかな？」

蜜「え…」

鳴「いいよね？蜜柑ちゃん、棗君のパートナー随分嫌がってたし♡」

鳴海は言い逃げするかのように

教室から出て行った

その後、棗と小泉さんも出て行った

ル「A…」

貴「行こう」

私たちはよーちゃんを連れて

棗たちを追った

ル「あ、いた…」

棗「はなせよクソ女。いつまでベタベタするつもりだ」

その言葉で小泉さんが豹変

小「誰に口聞いてるつもり？クソガキが」

いやまぁ知ってましたけど

それが本性だって

小「早死の母親にそっくりね、気味の悪い赤い目」

何、あいつ…

むかつく

小「せいぜい余計な邪魔はしないことね」

棗の腕をぐいっと引っ張る小泉さん

小「いきましょ、棗クン」

そのままその場から2人は消えてしまった

ル「今のどういうこと？」

貴「あの人は…初校長の…」

ルカに言ってもいいんだろうか？

いや、ダメだな

貴「ううん、なんでもない…」

ル「…？」