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翌朝目が覚めてすぐに初校長に呼ばれた
重い体を無理やり起こし
悟られないように平気を装う
初校長の部屋に入ると棗がいた
初「君たちには任務に向かってもらいたい」
貴「…わかりました」
大切な人たちが学園にいるのに
どうして断ることが出来ようか
出来るはずはない
それが分かっててあの言い方だ
初校長の部屋を出る
なぜかその時嫌な予感がしたんだ
とてつもなく嫌な予感
貴「棗…私、1人で行く」
棗「何言ってんだ」
貴「棗は残らなきゃだめなの…嫌な予感がする」
棗「だからって…」
貴「蜜柑ちゃんが初校長の部屋にいるの」
棗「は…?」
貴「嫌な予感がしたから未来予知を使ったの、そしたら…」
風紀隊に捕まって初校長の部屋に連れられていく蜜柑ちゃんが見えた
貴「お願い、棗。私は大丈夫だから」
棗「…」
貴「蜜柑ちゃんは私たちのいる学園の闇なんて知らなくていい!知って欲しくない」
棗「…分かった。でも、無理すんなよ」
貴「もちろんだよ。私は棗の妹だよ?お兄ちゃんを置いてどこかに行ったりなんかしない」
棗「あぁ、そうだな」
貴「私行ってくるから、蜜柑ちゃんを守ってね」
棗「任せろ」
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作者名:Ayami♪ x他1人 | 作成日時:2020年11月27日 17時