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任務に戻ると翼先輩がすでにいた
貴「まさか翼先輩が気力系に移動になるとは思ってなかった、ごめん」
翼「お前のせいじゃねぇ、謝るな」
棗「…いくぞ」
私たちはその日の任務を何とか終わらせた
貴「はぁ、はぁ…」
棗「辛いのか？」
貴「大丈夫」
本当は少しだけ体がだるい
思うように動かないし何とか歩いてる感じ
翼「のれよ、おぶってやる」
貴「大丈夫、遠慮しとく」
翼「素直じゃねぇな」
その後ふらふらの状態で歩いてる私に棗が肩を貸してくれて
何とか学園についた
貴「ありがとう、私このまま部屋戻るね」
棗「送ってく」
貴「大丈夫だよ、ほらあそこにいるの蜜柑ちゃんじゃない？」
翼「安心しろ、俺が送って行ってやる」
貴「てことだから、ありがとね棗」
私は翼先輩に支えられながら歩き出した
少し歩いたところで
貴「ここまででいいよ」
翼「何言ってんだ、部屋まで送るぞ」
貴「蜜柑ちゃんに見つかる前に帰りなよ、そんなボロボロの姿見られる前に」
翼「あいつは今頃棗といるだろうから大丈夫だろ」
貴「でも…」
翼「棗に安心しろって言っちまったからな、素直に送られてろ」
貴「…ありがと」
翼「おう」
部屋についた
翼「着いたぞ」
貴「ありがとう、助かった」
ル「A！」
貴「ルカ…？」
ル「体大丈夫？」
貴「大丈夫だよ、翼先輩が送ってくれたし」
ル「あ、いたんだ」
翼「気づかなかったのかよ、それほどAが心配だったんだな」
貴「ごめんねルカ、心配かけて」
翼「邪魔者は退散しまーす」
ル「ありがとう、Aのこと送ってくれて」
翼「おう」
笑顔で部屋を出て行った
いきなり気力系に移ることになって辛いだろうに
私たちにはそんなそぶり見せない
たった数年しか年は変わらないのに
すごい大人に見えるよ
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作者名：Ayami♪ x他1人 | 作成日時：2020年11月27日 17時
